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東京慈恵医科大学同窓会

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2017年04月25日 教授就任挨拶
精神医学講座担当 繁田 雅弘



 平成29年4月より7代目教授として精神医学講座を担当いたします。明治36年に森田正馬教授が講座開設し、昭和12年に高良武久教授、昭和41年に新福尚武教授、昭和54年に森温理教授、平成3年に牛島定信教授、平成16年に中山和彦教授へと引き継がれ、現在は、森田療法と精神病理・力動的精神療法、睡眠時無呼吸症や睡眠覚醒リズム障害、アルツハイマー病などの認知症疾患を含む初老期老年期精神障害、てんかん及びてんかん性精神障害、アルコール及び薬物依存、児童・思春期の精神障害、がんなどの身体疾患に伴う精神障害の研究と実践が行われています。
 診療面では、今後さらに産業医との連携を強め、うつ病や適応障害の治療(経頭蓋磁気刺激や運動療法の導入)や職場復帰支援の充実を図ります。団塊の世代が直面する認知症に対して神経内科と連携を強め、疑いの段階からサポートします。睡眠時無呼吸症等では耳鼻咽喉科や呼吸器科と連携を強化します。てんかんでは小児科や脳神経外科との連携強化を、妊娠・出産と出産後のフォローでは産婦人科と連携を、精神障害者の身体合併症の治療では緊密な院内各科との緊密な連携を図ります。
 地域医師会やかかりつけ医、行政や福祉から信頼される精神神経科を講座構成員一同が目指します。引き続き、同窓の先生方や教職員の皆様からの精神医学講座への温かいご指導ご支援ご協力を宜しくお願い致します。
略 歴
 繁田雅弘(しげた・まさひろ)神奈川県平塚市出身。昭和58年東京慈恵会医科大学卒業後、 東京慈恵会医科大学精神神経科学教室入局、昭和63年同教室助手、平成4年〜7年スウェーデン・カロリンスカ研究所老年病学教室派遣研究員、平成7年東京慈恵会医科大学精神医学講座講師、平成15年東京都立保健科学大学教授、平成17年首都大学東京健康福祉学部学部長、平成18年首都大学東京大学院人間健康科学研究科研究科長、平成23年首都大学東京副学長、平成29年4月より東京慈恵会医科大学精神医学講座担当教授。日本老年精神医学会専門医・指導医。日本老年精神医学会理事、日本認知症ケア学会理事、日本臨床倫理学会理事、日本薬物脳波学会理事、日本保健科学学会理事、東京都医学研究機構理事。

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