社団法人東京慈恵会医科大学 同窓会

 
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2018年01月25日 大学講座シリーズ「熱帯医学講座」
講座担当教授  嘉糠 洋陸


沿    革
 熱帯医学講座の前身である寄生虫学教室は、昭和41年に半講座として発足し、昭和47年小林昭夫の教授昇任に伴い完全講座へと昇格した。その後大友弘士、渡辺直煕と引き継がれ、平成23年6月より嘉糠洋陸が講座担当教授を務めている。その間、平成6年に熱帯医学講座と名称を変更した。教室設立以来、一貫して寄生虫学の講義及び実習、マラリアやトキソプラズマ症など寄生虫症を含む感染症の診断・治療の一部、および基礎・臨床研究に従事してきた。
若い力の集結
 現在の教室員は、嘉糠以下19名である。石渡賢治准教授、青沼宏佳助教、山地佳代子助教、佐久間知佐子助教、大手学助教(特任)、佐藤大祐助教(特任)、岩波幸研究補助員、原田友美研究補助員。ポストドクトラルフェローは、睫咲乃、飯塚愛恵、水口萌子、陳馨。臨時研究職員は、北村彩香、緒方一智。大学院生は、吉田拓磨(形成外科再派遣)、市村秀俊、小林大晃、大塚沙緒里(東京医科歯科大)。平均年齢は35・5歳、女性の占める割合は約60%(産休・育休取得経験者が4名含まれる)であり、若く活気が溢れ、かつ働きやすい環境となっている。
教育への情熱
 医学科3年生のコース臨床基礎医学(後期)、感染・免疫テュートリアル、研究室配属などを中心に、寄生虫学の講義・実習・演習を担当している。寄生虫症の病因となる原虫、蠕虫(線虫、吸虫、条虫)の概略と、ヒトの寄生虫疾患の感染様式、寄生部位、宿主反応、病態生理を踏まえてその診断、治療、予防を理解し、将来医師として応用可能な基礎知識を修得することを目標としている。講座伝統の板書講義は今でも健在であり、チョーク一本で寄生虫学の本懐を学生に伝えている。嘉糠は就任後の6年間に4回のベストティーチャー賞を受けている。
研究の躍進
 教員・研究員・大学院生はそれぞれ独自の研究テーマを持ち、オリジナルの研究を展開するトレーニングを徹底的に受けている。その範囲は多岐にわたり、原虫学、蠕虫学、ウイルス学、真菌・細菌学、感染免疫学、衛生動物学など多彩である。近年、蚊・マダニ媒介性感染症であるデング熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ジカ熱などが国内外で流行し、病原体媒介節足動物の研究の重要性が世に再認識された。これを機に、平成27年4月、熱帯医学講座が中心となって衛生動物学研究センターが設置された。本邦初の病原体媒介節足動物の専門研究組織として、熱帯医学講座とともに、世界に伍する研究成果を次々に生み出している。
グローバルな展開 
 講座が対象とする感染症は、マラリアやデング熱など主に途上国で流行しているものが多く、そのため従来東南アジアやアフリカでの教育研究活動が盛んである。現在は西アフリカ・ブルキナファソ国に主たる活動拠点を構えており、平成29年度には大学間研究協力協定を結んでいるワガ第一大学に於いて、本学専用の実験室を開設した。教育研究交流・支援も盛んで、在アフリカの大学院生を対象にした本学での短期研修コースを毎年開催し、更に講座独自に本学医学科生の途上国フィールド活動支援を実施している。
臨床への貢献   
 輸入感染症や稀少寄生虫症の診断やコンサルテーションを4附属病院のみならず同窓からも広く受け付けている他、ジカウイルスやトキソプラズマの迅速簡便診断法を開発し、臨床研究を進めている。熱帯医学は、帝国医学や伝統医学を含み、ローコスト医療技術のシーズが豊富な領域として注目されている。日本初の寄生虫卵内服療法の臨床試験実施が本学で承認され、今冬から開始予定である。また、改良型マゴット(ウジ虫)を利用した難治性創傷治療法の臨床試験が、今年中に実施される見込みである。










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