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東京慈恵医科大学同窓会

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2018年07月25日 教授就任挨拶

 平成30年7月より外科学講座、呼吸器、乳腺・内分泌外科分野担当教授を森川利昭教授の後任として担当させていただく事となりました。呼吸器、乳腺・内分泌外科分野は大講座制の外科学講座を担う三講座の一つです。診療活動は呼吸器外科と乳腺・内分泌外科が独立して行っています。呼吸器外科においては現在も日本人の癌の死因一位の肺癌が主な対象疾患となります。近年肺癌に対する治療は変革を迎えています。従来からの化学療法、放射線療法に加えて、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害剤が広く使用されるようになり、肺癌における外科の立場も大きく変わる可能性があります。そのため低侵襲手術を今まで通り推進することに加え、前治療の入った肺癌の難易度の高い手術にも対応できる技術が必要になってきます。東京慈恵会医科大学は大学病院として各科が高度な技術、豊富な人材を有しています。各科のご協力をいただき、困難な症例にも是非とも積極的に携わって参りたいと存じます。良性疾患の気胸、肺気腫の手術、気道狭窄の手術、気管支鏡を用いたインターベンションにも注力いたします。
 東京慈恵会医科大学の一層の発展に尽くしていく所存です。今後とも同窓の諸先生方や教職員の皆様のご指導、ご鞭撻をなにとぞよろしくお願い申し上げます。

略 歴

大塚 崇(おおつか・たかし)
平成8年慶應義塾大学医学部卒業、平成11年慶應義塾大学医学部外科学(呼吸器)助手、平成18年米国Univer-sity of Michigan循環器科リサーチフェロー、平成21年米国Uni-versity of Michi-gan胸部外科臨床フェロー、平成23年慶應義塾大学医学部外科学(呼吸器)講師、平成27年慶應義塾大学医学部外科学(呼吸器)准教授。

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