社団法人東京慈恵会医科大学 同窓会

 
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2019年02月25日 最終講義を終えて
医学教育研究室 薬理学講座
木村直史教授


演題「ヒトの呼吸とカエルの呼吸 ― 脊椎動物の呼吸の進化―」

 最終講義は「ヒトの呼吸とカエルの呼吸―脊椎動物の呼吸の進化―」と題して行った。講義は、毎年、1年生に行っていた脊椎動物の呼吸様式の進化に関する話と、2年生のユニット呼吸器系において話していた比較呼吸生理学の内容を統合したダイジェスト版である。講義内容は毎年少しずつ改訂しており、今回、最も「進化」したヴァージョンとした。講義の背景には自身の研究歴がある。昭和55年に本学を卒業後、直ちに当時の第2薬理学教室に入室し、福原武彦教授のご指導の下に呼吸と循環の中枢性調節について研究を行なった。平成3年には大学の学外研究員として睡眠時無呼吸の研究で著名なカルガリー大学のレマーズ教授の下に留学させていただいた。以来、無尾目両生類(カエル)の摘出脳幹脊髄標本を用いて呼吸中枢の研究を継続してきた。平成14年に転機を迎え、当時の栗原敏学長の命を受けて国領校医学教育研究室を兼務することとなった。教育はカオス、初期条件のわずかな変化が後に大きな変化をもたらすと考え、自身がかつて学び、かけがえのない級友達と巡り合った国領において、初年次教育の一端を担うことになった。一方において、川村将弘教学委員長より教学委員を拝命し、カリキュラムと試験システムの改革に深く関わってきた。平成14年は、それまで2年間であった教養教育が6年一貫教育の理念のもとに一年となり、カリキュラムも大きく変わった年である。
 この16年間に様々なことがあり、世代を超えて多くの方々に接する機会を得ることができた。学生の社会性や成熟度も変化してきた。振り返って思うのは、大局的視野に立つことのできる医療人の育成には、大学における教養教育が以前にも増して重要になっていることである。講義から、学問の「面白さ」を少しでも感じていただけたら幸甚に存じます。末筆ながら、長い間、私を支えていただいた国領校ならびに西新橋校の学事課の皆様方に深く感謝申し上げます。










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