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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2019年11月25日 西新橋再整備計画の概要
慈恵大学理事 浅野 晃司


 新外来棟建築を主体とする西新橋再整備計画は、2012年4月の「西新橋キャンパスタスクフォース」のキックオフで幕を開けた。その後、旧港工業高校跡地の借用も決まり、約8年の準備期間を経て間もなく新外来棟ならびに母子医療センターがオープンする。これにより本院は都内有数の広さ、アメニティー、安全性を有する大都市型病院に生まれ変わり、新たな歩みを進めることになる。新外来棟は地上六階、地下2階で、延床面積は40000?(現外来棟28000?)におよぶ。外来は関連科をブロックごとに配置して「ゆるやかなセンター化」を実現し、診察室は葛飾医療センター同様フリーアドレスとする。医療機器は3TMRIの増設、PET‐CT、トモテラピーの新設などを予定しており、その他にもハイブリッド手術室、ダヴィンチ専用手術室、CPC(Cell pr-
ossecing center)、スタッフラウンジ、自走式駐車場等が整備される。一方、N棟に設置される母子医療センターは、MFICU(六床)の新設ならびにPICU(8床)、NICU(12床)、GCU(24床)の増床を予定しており、小児周産期医療の充実が期待される。オープン後はE棟(1〜4階)の改修と外構工事が引き続き行われ、2020年8月に本プロジェクトが完結する。今後は医師、看護師はもとより、事務員、薬剤師、技師などすべての職員が患者・家族のために何ができるのか、何をすべきかを自ら考え、進化・成長する病院にしていく事が求められる。

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