社団法人東京慈恵会医科大学 同窓会

 
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2019年11月25日 臨床研究法が目指すもの
臨床薬理学講座 志賀 剛


 臨床研究(試験)は、考案された新しい治療法や予防法に対して適切な評価を行うことを目的としており、科学的な臨床医学を支える重要な役割がある。適切に評価することで、無効ないし有害な治療法などに多数の患者がさらされるのを防ぎ、また真に有用な治療法は予防法を効率的に獲得することができる。
 しかし、臨床研究の実情にはいくつかの問題が潜んでいる。研究者の気持ちとして、どうしても有意な結果を期待する。そのために比較試験では強引ともいわれる方法や評価項目を設定し、一方に優位性を持たせようとしていないか?あるいは利益相反の問題はどうか?意識的あるいは無意識的に結果の評価や解釈が影響を受ける可能性はないだろうか?そこには研究者(科学者)としての厳しい目で、いかに正しい評価をするかが求められる。
 臨床研究は、どうやったら患者個々に確実な診断、適切な治療を施せるかという医療人の思いが原動力である。その目的は、臨床上の不確実性を調べることである。そのためには「評価学」が重要であり、どうやったら「人から信用してもらえるか」ということを示す必要がある。研究者は利益相反という見えない力により結果が捻じ曲げられないよう姿勢を正さなければいけない。研究倫理と研究の質を担保した臨床研究を行うことが臨床研究法の目指すものと考える。










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