社団法人東京慈恵会医科大学 同窓会

 
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2019年11月25日 大学講座シリーズ(42) 「法医学講座」
講座担当教授  岩楯 公晴


 沿     革 
 本学における法医学は、成医会講習所時代の1887年に断訟医学という教科名で講義が開始されたことから始まる。法医学講座が開設されたのは1931年であり、同年より初代教授西尾昌雄が専任教授として就任した。その後、1934年より第2代教授石川光昭、1964年より第3代教授青木利彦、1982年より第4代教授眥展洋、2007年より第5代教授岩楯公晴が講座を担当している。
 法 医 解 剖 
 現存する資料によると、当講座において解剖番号1の法医解剖が行われたのは1959年である。当初は病理学講座の解剖室を借りるなどして、主に犯罪死体を対象とする司法解剖のみを行っていたらしい。青木教授在任中の1966年より東京都下三多摩地区の法医解剖を一部担当するようになり現在に至っているが、同地域は監察医制度非施行地域のため非犯罪死体の死因究明を主目的とする準行政解剖の方が件数としては多い。第三病院に法医専用の解剖室が完成したのが1980年、その解剖室も老朽化したため現在の法医解剖室が第三病院3号館とともに2015年竣工した。本年には死体用のデュアルエナジーCTが解剖室に設置され、この10月より稼動している。
 当講座の何よりの特徴は解剖数である。年間100〜200件前後で推移していた法医解剖数が2007年頃より急激に増加し、現在ではおよそ800〜1,000件となっており、この件数は国内の大学では2位以下を大きく引き離して最多である。2015年から警視庁の要請により大学が東京都から嘱託を受ける形で、多摩地区の一部の警察署への出張検案も開始した。法医学の最前線に立っている教室といえる。
 教室員 
 常勤、非常勤を含め執刀医6名と放射線科医1名、補助者8名が当番制で第三病院における解剖、CT撮影等を担当している。更に本院で病理、薬物、DNA等の物体検査にたずさわる教職員4名と事務担当者2名が加わるので、法医学講座としては比較的大所帯となっている。
 テレビドラマの中などでは7Kとか8Kとか揶揄されている職場だが、ほとんどのスタッフは希望して現職に就いているので皆やりがいを持って仕事をしている。若い女性が多いのも特徴で21名のうち16名が女性である。あまり知られていないが原則として夜間当直のない(解剖は年中無休で行っているので、土日祝の日直はある)法医学は、じつは女性の働きやすい職場でもある。
 教     育 
 3年生の社会医学気覆匹破^絣悗亡悗垢觴業、演習、実習を担当している。異状死体、変死体などというと法医学専門のように思いがちだが、その検案の多くは地方では臨床医が行っている。学生には、いつかどこかで異状死体に接することを念頭に、実際の症例の写真を多用した授業や演習、東京都監察医務院の見学実習を行うとともに第三病院での解剖見学を推奨し、法医学最前線らしい生きた法医学に接してほしいと願っている。
 研     究 
 実際の症例を対象とした研究を中心に行っている。CT導入を契機に、法医実務に根ざした実践的な研究をさらに発展させたいと考えている。










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