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東京慈恵医科大学同窓会

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2019年12月25日 新外来棟竣工を祝して
東京慈恵会医科大学同窓会 会長 穎川 一信


 東京慈恵会医科大学附属病院新外来棟の竣工おめでとうございます。同窓会を代表して、栗原敏理事長、松藤千弥学長はじめ大学の関係者の皆様方に感謝いたします。西新橋キャンパス再整備計画は2号館(平成29年6月30日竣工)から始まり、N棟の竣工、そして今回の新外来棟の竣工と順調に計画を遂行された大学に敬服いたします。
 歴史を観れば、現在の旧外来棟は昭和37年に完成しましたが、建設費を補うためにほぼ半分の3億円は学債の募集で成し遂げられました。学債募集の成否は大学の死活問題であり、昭和34年樋口一成第6代学長・同窓会長の時に、支部長会議にて、全国支部から学債応募による大学発展に寄与する議案が満場一致で決議されました。学債の募集は昭和34年に始まり、昭和41年より抽選償還が始まりました。そして明治初期以来有名病院の一つである「東京病院」の名は「東京慈恵会医科大学附属病院」に改められ現在に至っています。
 西新橋の再整備計画は平成24年に始まり8年間で大詰めを迎えるわけでありますが、資金の面においては以前の旧外来棟建設の時と異なり、今回は大学の良好な経営状況が継続し、創立130年記念事業募金も集まったおかげで、2号館、N棟、新外来棟へと順調に竣工の運びとなりました。また隣地の都有地を借り受けできた機運に素早く対応し、慈恵のシンボルである旧大学本館(中央講堂)を解体し、延床面積40000?に及ぶ新外来棟建設への勇気ある決断に敬意を表します。
 このような壮大な発展をし続ける大学と「ともに歩む慈恵」として同窓はなにをするべきか、大学に対する愛校心、資金の援助だけでなく、もっと大学を利用し、大学との患者さん紹介ネットワークを強化し、慈恵の発展に寄与していくことが同窓としての使命であります。
 これから開院まで残り1週間ほどであります。各講座の先生方は大学担当者の指示のもと、各自責任をもって迅速に準備し、令和2年1月4日のオープンを迎えていただきたい。

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