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東京慈恵医科大学同窓会

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2020年01月25日 新年のご挨拶(同窓会長/理事長/学長/院長/保護者会会長)

慈恵の魂を継承するために
東京慈恵会医科大学同窓会
会長 穎川 一信


 明けましておめでとうございます。本年が同窓の皆様にとりまして更なる飛躍の年となりますよう心からお祈り申し上げます。日頃同窓会活動に対して、あたたかいご理解とご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。
 令和元年5月に会長を拝命し、江本秀斗、武石昌則両副会長及び中堅、新進気鋭の12名の理事、熟練の2名の監事で会の運営に努力し、当初の目標である各理事が考え、実行し、気楽に質疑応答できる理事会となりつつあります。若い理事たちが同窓会業務を熟知し、慈恵医大同窓会の歴史と伝統を継承していくことは大事なことであります。私たちも先輩たちから歴史と伝統を引き継ぎ、確実に次の世代に委ねることで慈恵の魂は永遠に存在することができます。このためにも会員の結束力、ご協力なしでは成り立ちません。同窓会執行部は皆様との絆を強くするために、支部総会、クラス会、大学の行事に積極的に参加してまいります。また同窓会ホームページを活用したインターネットの掲示版を開設し、会員間の情報交換の場を準備しています。同窓会、大学の行事、支部総会、医局会、クラス会、クラブ活動などの日程を掲載してまいります。会員の皆様が同窓会に積極的に参加していただき、慈恵を盛り上げていくことは大学の発展にも寄与することと確信しております。
 令和元年は前半の異常気象災害、9月、10月の台風上陸で全国的に大きな被害がもたらされました。本会員では、2名の方に深刻な被害があり、他に5名の方々から被害報告が寄せられ、規程により半壊、その他に準用の災害見舞金を送りました。改めまして被災されました会員の皆様方にお見舞い申し上げます。
 令和2年1月4日に附属病院新外来棟、N棟(母子医療センター)が開院しました。大学だけでなく同窓会員も含めた慈恵の新たな一歩が踏み出されました。慈恵の魂を込めた、患者さんにわかりやすく優しい病院になるように、同窓一同が支援する体制で臨むことが「ともに歩む慈恵」の本分であります。
 本年も同窓の皆様方にとって健やかな一年となりますように祈願しております。今年も同窓会をよろしくお願いいたします。


新年のご挨拶―未来への懸け橋―
学校法人慈恵大学
理事長 栗原 敏


 同窓、教職員の皆様には良い新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 今年が皆様にとってより良い年となりますよう心から祈念いたします。
 昨年10月に新外来棟が竣工し、11月27日に、学内外のご来賓をお迎えして竣工記念式典・祝賀会と内覧会を開催しました。新外来棟の建築は、飾医療センターの建築に続く、本学の一大事業で10年以上も前から検討してきました。しかし、手狭な大学所有地の中で、空地を作り外来棟を建築することは至難の業です。試行錯誤している最中、旧港工業高校跡地を医療機関に貸与するという東京都からの公募に応募し、借用できることになり、新外来棟建築計画は一気に進捗しました。
 都からの借用地には、2号館(医局棟)とN棟(母子医療センター、新橋健診センターを収容)を建て、大学本館と大学2号館を取り壊した跡地に新外来棟を建築しました。また、東京都から要請があった、救急医療、災害医療、小児・周産期医療には、病院全体で対応することにしました。
 新外来棟は、安全・安心で、利便性が高く、バリアフリーへ配慮し、高度先進医療・新規医療へ対応できるように計画しました。新外来棟の延べ床面積は現外来棟の約1.7倍で、ゆとりある外来棟を建てることが出来ました。このような新外来棟建築が可能になったのは、諸先輩がこれまで地道な努力を重ねて来られたからで、感謝の気持ちを忘れてはならないと思います。
 平成から令和に元号が変わり、高木兼寛先生生誕170年を迎えた節目の年に、新外来棟が竣工しました。これを機に、本学に受け継がれている、患者さんをよく診て、患者さんに適切な医療を提供するという理念を想い起し、将来の医学・医療を担う人材の育成こそが、我々に求められていることを忘れず精進していきたいと思います。
 同窓・教職員の皆様のご支援によって竣工した新外来棟はN棟の母子医療センターと共に、令和2年1月4日、一斉に開院しました。これらの施設が、新たな慈恵への懸け橋になることを心から願い年頭のご挨拶といたします。


2020年を迎えて
東京慈恵会医科大学
学長 松藤 千弥


 謹んで新年のごあいさつ申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 2020年を迎え、西新橋キャンパスには新しい外来棟と母子医療センターが開院しました。7年前、事業着手に際して定めたビジョン「医の王道を歩み、未来に飛翔(はば)たく慈恵 世界の医療をリードする大学病院」を形にすることができたと思います。病院の教育・研究機能も大幅に強化されました。慈恵らしい患者本位の医療を実現するとともに、将来にわたってそれを支える教育、研究上の使命を果たすべく、教職員一同努力を続けてまいります。
 今年はまた、東京オリンピック・パラリンピックが開催される年です。56年ぶりにやってくるスポーツの祭典は大いに楽しみですが、厳暑の東京に多くの人々を迎えることになります。附属病院、そして大学として、期待される役割をしっかり果たして行きたいと思います。
 さて、2020年あるいはここから始まる2020年代は、時代の転換点になると言われています。日本の社会が抱える多くの問題には、そろそろ対策を講じなければ手遅れになることは明らかです。社会全体の効率を向上させる変革が必要とされているのです。その中で大学が社会から最も期待されているのは、科学技術の開発と、それを創り出し使いこなす人の育成です。それに応えられない大学は、どんなに立派な病院を持っていても、とり残されてしまうことでしょう。慈恵らしく真に患者のことを想いながら、未来の医療を創るために大学は何をすべきか。未来の医療現場で活躍できる人をどう育てるか、追求する一年にする所存です。


慈恵大学病院の新時代の幕開け
東京慈恵会医科大学附属病院
院長 井田 博幸


 新年明けましておめでとうございます。同窓・教職員の皆様には旧年中はお世話になりました。本年も引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。
 さて、新年の最大のイベントは新外来棟・母子医療センターのオープンです。この一大事業は慈恵大学病院の新時代の幕開けです。この新外来棟・母子医療センターが十分に機能するようにすることが2020年初めの重要な課題です。新外来棟・母子医療センター機能・患者サービス向上プロジェクトチームを設立し、問題点を速やかに解決し、理想とする新外来棟・母子医療センターを構築してまいります。さらに今年は働き方改革、女性教員のキャリア支援、国際化対応、4病院の医療連携の4つのプロジェクトを推進していく予定です。働き方改革については医師の在院時間管理、タスクシフティングを中心に進めます。女性教員キャリア推進室(仮称)を設立し、ライフステージに合った支援制度の検討、メンター制度の構築、啓発・広報活動の推進を行います。国際化対応についてはオリンピック・パラリンピック開催に向けて文書類の英文化を行うとともに翻訳機を現場で活用していきます。サポートエリアの機能充実、院内救急車の活用などにより4病院の医療連携を構築していきます。
 医療は高度化・複雑化しています。そして患者さんのニーズは多様化しています。慈恵大学病院はこの変化にしっかりと対応していく必要があります。教職員が一丸となり慈恵大学が培ってきた医療を継承するとともに新しい事にチャレンジしていく事で慈恵大学病院の使命が達成されます。
 これからも同窓・教職員の方々の声をよく聴き、病院の施策に反映していこうと考えております。皆様の英智を結集することにより慈恵大学病院がさらに発展することを祈念して年頭の挨拶といたします。


新年のご挨拶
東京慈恵会医科大学医学科保護者会
会長 浅川 博


 皆様、新年あけましておめでとうございます。
 栗原敏理事長、松藤千弥学長および国領、西新橋校の教職員の先生方には日頃より私ども子弟が学業、部活動、学生生活等広きにわたり大変お世話になっております。また臨床実習においては附属4病院の先生方、関連病院の先生方より手厚いご指導を賜り重ねて感謝申し上げます。
 2020年いよいよ新国立競技場にて東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。学生たちも1月4日にオープンする新病院・新外来棟において臨床実習をスタートさせます。高度先端医療を肌で体験できる期待感で胸がいっぱいだと思います。また6年生はいよいよ医師国家試験を迎えることになります。準備万全だと思いますが、医師になってからも試練はしばらく続きます。「風雪人を磨く」という言葉がありますが、新米医師は想像のつかない壁に何度もぶつかるものと思われます。人は仕事をするほど修羅場を経験し、その風雪にくじけず立ち向かうことで自分が磨かれ、学祖の求めた人格者たる医療人に近づいていくのではないでしょうか。同窓の諸先輩の皆様には引き続き温かくも厳しいご指導をお願い申し上げます。
 本年の保護者会の活動としましては3月の卒業式、4月の入学式、春期、秋期の保護者会総会の他、クラブ活動、慈恵祭の学生活動の援助、奨学金の貸与など従来の事業は継続してまいります。また昨年同様、竹森重教学委員長、繁田雅弘学生部長には本学の斬新な教育カリキュラムと課外活動の細部にいたるまでご指導、ご助言をいただいております。新年を迎えるにあたり、私も微力ながら尽力させていただく所存でございます。大学、同窓の皆様どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。

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