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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2020年04月25日 慈恵医大女性医師キャリア支援室活動報告(その19)


腎臓・高血圧内科担当教授   横尾  隆
腎臓・高血圧内科講師・医局長 大城戸一郎
腎臓・高血圧内科講師     松尾 七重


 平成25年春、腎臓・高血圧内科は横尾隆教授体制となり、所信3本柱が設定された。1にリサーチマインド、2にグローバリゼーション、3にウーマンエンパワーメントである。それから6年、この3本柱は医局員全員の思いとなり、いまでは現役医局員115名のうち、女性医師(通称ネフジョ)は31名(26%)に上がる。令和元年12月時点での彼女らの勤務状況はフルタイム8名、時短3名、企業派遣(常勤)4名、大学院2名、産休・育休8名、一般休職6名である。研究で成果を挙げたり、教育に力を注いだり、手術や手技の指導をしたり、関連病院の柱となったり、企業人の健康を維持したり、とネフジョは様々な局面で活躍中である。学会活動を通じ、全国のネフジョとの交流も行っている。当科ではワークライフバランスをできるだけ無理なく維持していけるよう、産休・育休・介護休後の時短勤務を柔軟な働き方ができるように心がけている。附属病院の血液浄化部や病棟勤務はいずれもチーム制で、業務の分担ができるようになっている。また、派遣先の病院では複数の時短勤務医師同士が補い合いながら働き、高い評価を得ている。仕事と生活、どちらも充実させていくことが目標で、ネフジョ達は限られた時間を上手に使って活躍している。先輩後輩の仲が良く、腎内女医会も催されており、そんな雰囲気も感じて頂けるのか、当科ではこれからもたくさんの女性医師がネフジョの仲間入りをする予定である。

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