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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2013年04月25日 病理学講座担当 池上 雅博

 平成25年4月1日付で病理学講座を担当させていただくことになりました。
 当病理学講座は126年もの歴史を有する講座であり、諸先輩方が残された立派な業績を前にすると、責務の大きさに身の引き締まる思いであります。これまで私を育ててくださった諸先輩、支えてくれている後輩、技師、職員の方々、また教授会はじめ諸先生方のご厚意あって、現在の立場があることに感謝し、それに応えるためにも懸命に頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。
 当講座は日本における人体病理学の草分け的な講座であり、私も人体病理学特に大腸癌の発育・進展について探究してまいりました。今後とも人体病理学を根幹とし、立派な研究者・診断医・教育者を育成したいと考えております。現在病理医をとりまく環境は厳しいものがあり、特に全国的な病理医不足と高齢化は深刻であります。現実に当講座も平成23年にいたる数年間の間に、約40%もの医師が当教室から退出されました。この危機を乗り切り、新入医師を増やし、現在は人数的には回復してまいりました。今後は、新人たちが立派な病理医に育つよう、講座医師全員でことに当たるよう指導していくことが、私の短い在任期間中に課せられた使命と考えております。
 皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
略 歴
 池上雅博(いけがみ・まさひろ)昭和56年3月東京慈恵会医科大学卒業、昭和56年4月東京慈恵会医科大学病理学講座助手、平成元年11月東京慈恵会医科大学病理学講座講師、平成14年6月東京慈恵会医科大学病理学講座助教授、平成19年4月東京慈恵会医科大学附属病院病院病理部診療部長、四病院総括責任者。

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