トップページ

東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2013年04月25日 内科学講座 腎臓・高血圧内科担当 横尾 隆

 この度、細谷龍男教授の後任として内科学講座(腎臓・高血圧内科)の講座担当教授を拝命いたしました。当科は昭和33年に上田泰教授が創設されて以来、日本腎臓学会の設立、経皮的腎生検術、腹膜透析の国内導入など、常に日本の腎臓病学を牽引する立場にありました。この伝統を継承しつつ、さらに進化させることが次代の教授に求められております。この重責をこの若輩の身で命ぜられましたことを重く受け止め、身の引き締まる思いであります。
 私は、研修医時代と大学院時代に英国に留学させていただき、30歳になる年には学位取得と2回の留学を終えるという、若い頃より多くのチャンスを与えていただきました。その勢いを保ったまま当科入局後も診療、研究、教育に邁進してまいりました。特に研究面では、学内に独自の研究室を持つことを許され、診療と平行して腎臓再生研究を多いに進めることができました。このように本学より多くのサポートを受け、育てていただいたことは感謝の念に堪えません。このご恩に報じる為にも、今後は診療、研究、教育のバランスを保ちつつ、若い医局員にどんどんチャンスを与え、自分を大きく超える人材を育てていきたいと思っております。さらに臨床研究、基礎研究で独自の情報を世界に発信し、また革新的医療を求めて患者が当科に集まってくるという強い腎臓・高血圧内科に進化させるよう、微力の限りを尽くしたいと思っております。諸先生方にはこれまでと変わらぬご指導、ご支援のほど何卒宜しくお願いいたします。
略 歴
 横尾 隆(よこお・たかし)平成3年東京慈恵会医科大学卒業、本学内科研修時英国St. Thomas病院短期留学、平成6年より英国UCL医科大学留学、平成9年内科学講座第二助手、平成19年本学DNA研究所プロジェクト研究部腎臓再生研究室室長(兼務)、平成22年本学内科学講座腎臓・高血圧内科講師。

top