東京慈恵医科大学同窓会
最新情報2013年04月25日 自然科学教室生物学教室 高田 耕司
平成25年4月1日付で国領校自然科学教室生物学研究室の教授に着任いたしました�眦長婿覆反修靴泙后Ｂ膤悄β膤惘，任論己�学を専攻し、昭和60年、下等脊椎動物の性腺刺激ホルモンに関する研究で学位取得の後、本学医化学教室（現生化学講座）を主宰されていた松田誠先生（現名誉教授）に助手として採用していただき、以来、企業に移籍した四年間を除き、西新橋校に勤務してまいりました。この間、生化学を中心とした基礎医学教育に従事し、モデル・コア・カリキュラムやテュートリアルなど新しい医学教育に携わりました。研究では、数多くの大学院生、研究生および学内外の研究者とともに細胞内タンパク質の修飾・分解系が関与する諸現象を追求し今日に至っております。こうした経験から、次世代の医療と研究を担う人材の育成には深い関心を抱いてきた次第です。
生物学研究室は、化学研究室、物理学研究室と共に新入生を対象とした自然科学教育を担当します。生命科学の進展に伴い先端の医学では、各個人のゲノム情報の活用やｉＰＳ細胞による再生医療など未知の領域に挑もうとしています。また、環境問題やパンデミックなどでは広範な科学の素養が医療者にも必要とされています。こうした背景から、医学を学ぶための準備と科学リテラシーの涵養のため、個々の学生に向き合った基盤となる教育に取り組む所存です。また、思考し実験することの魅力を伝えるため研究者としても努力を続けたいと存じます。今後、ご教示ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
略 歴
�眦長婿福覆燭�だ・こうじ）昭和５５年３月早稲田大学教育学部理学科生物学専修卒業、昭和５７年３月早稲田大学大学院理工学研究科博士前期課程修了、昭和６０年３月早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程修了、同年４月早稲田大学大学院理工学研究所奨励研究生、同年１０月東京慈恵会医科大学医学部助手、平成３年１月株式会社エスアールエル主任研究員、平成７年２月東京慈恵会医科大学医学部助手、平成７年１０月、東京慈恵会医科大学医学部講師、平成１３年６月東京慈恵会医科大学医学部助教授、平成１９年４月東京慈恵会医科大学医学部准教授、平成２５年４月東京慈恵会医科大学医学部教授。
