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東京慈恵医科大学同窓会

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2013年05月25日 看護学科教授就任挨拶
看護学科基礎看護学 田中 幸子


 平成25年4月1日から医学部看護学科基礎看護学、及び大学院医学研究科看護学専攻で看護管理学を担当させていただくことになりました。基礎看護学は、学生が最初に学習する、看護学概論や基礎的な看護技術(生活過程援助論)などを学ぶ領域です。学生が看護に対する関心を高め、自ら学んでいけるように教育・指導をしてまいりたいと思います。また大学院の看護管理学は看護を取り巻く医療制度や看護業務が円滑に遂行できる仕組みなどを指導します。大学院は社会人の方々がほとんどで、学生の経験を活かして実際の職場に役立つような講義を心掛けたいと思います。
 研究では看護師の人材確保や看護職の働き方、キャリア開発について研究しています。看護師不足は歴史的な問題ですが、医療技術の進歩や社会の変化の中で、労働時間、働き方は変わってきています。近年、ワーク・ライフ・バランスが重要視され、厚生労働省では「看護の雇用の質」が検討されています。看護師がやりがいをもって活き活きと働き続けられるシステムの整備を検討してまいりたいと思います。
 近代看護の発祥の地である東京慈恵会医科大学の教育に携わることができましたこと、大変うれしく思っています。今後より一層、東京慈恵会医科大学の歴史、理念をよく学ばさせていただき、学部、大学院の発展に寄与できるよう努力していく所存でございます。諸先生方のご指導・ご教示をよろしくお願い申しあげます。
略 歴
 田中幸子(たなか・さちこ)横須賀共済病院看護専門学校卒業、神奈川大学大学院法学研究科博士後期課程修了。横須賀共済病院、横浜南共済病院看護師、日本学術振興会特別研究員(DC2)、北里大学看護学部助手・講師・助教授、山形大学医学部看護学科教授。

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