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東京慈恵医科大学同窓会

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2013年07月25日 第34回慈恵医大夏季セミナー
司会のことば
形成外科 内田  満


 アンチエイジングという言葉が流行となり、メディアや広告にあふれるようになって10年以上が経過した。加齢によって衰えた人体の機能のいくつかあるいは全部をまとめて面倒をみる、夢のようなアンチエイジング医療が存在するなら、それは大変魅力的である。しかし現実には科学的な裏付けあるいはエビデンスがないまま、効果の程は定かでない治療法が一人歩きしてしまうことも少なくない。 
 加齢による疾患の克服は、高い専門性に裏付けられたプロフェッショナルの治療を必要とし、それこそが元気に長寿を享受する基盤となるものである。今回のセミナーでは、各分野で加齢疾患の治療を実践し、かつ日本でその分野をリードしているエキスパートの先生方にお集まりいただき、最新の知見と治療法をご紹介いただくことになった。
 日常生活で頻繁に遭遇する加齢疾患に関してその病態を理解し、その最先端の治療法に接することができるまたとない機会になるものと確信している。

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