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東京慈恵医科大学同窓会

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2013年07月25日 第33回葛飾医療センター 公開セミナー開催される

 第33回慈恵医大葛飾医療センター公開セミナーは平成二十五年二月九日、同センター内講堂において赤崎安晴講師(葛飾医療センター脳神経外科診療部長)が当番幹事となり、脳血管障害をテーマに催された。セミナー開催にあたっては葛飾区医師会と慈恵同窓会の後援をいただき、講演に先立って石川辰雄区医師会長より挨拶を賜った。
 第1部では、荒井隆雄助教(葛飾医療センター脳神経外科診療医員)より「脳卒中ってどんな病気?」と題して講演があり、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血を簡潔に説明した後、脳卒中かどうかを自己診断するための「4つのセルフチェック」を分かりやすくユーモアたっぷりに解説し、脳卒中症状が出た時にはすぐに病院を受診するなどの対応が必要であることを訴えた。
 第2部では、橋本昌也助教(葛飾医療センター神経内科診療医長)より「ホントは怖い?かるい?脳梗塞」と題して講演があり、症状を出さない?かくれ脳梗塞?と呼ばれるようなものでも放置すると血管性認知症や血管性パーキンソン症候群に至る可能性があることを懇切丁寧に解説し、?かるい?脳梗塞を軽んずることなく生活習慣等に留意するよう訴えた。
 本公開セミナーへは葛飾医療センター近隣在住の方々を中心に245名の参加があった。笑いあり、熱心な討議ありと、講演は大盛況であった。来場者が会場の定員を超えたために残念ながらセミナーに参加できなかった方々も多数おり、近日中の第2段脳卒中公開セミナー開催を約束して閉会となった。(葛飾医療センター 脳神経外科診療部長 赤崎安晴記)

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