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東京慈恵医科大学同窓会

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2013年10月25日 松藤学長、谷口常務理事
慈恵医大槍ヶ岳山岳診療所を初訪問


 松藤千弥学長と谷口郁夫常務理事が平成25年8月12日から15日にかけて慈恵医大槍ヶ岳山岳診療所を訪問された。昭和25年に開設以来学長と常務理事が訪問されるのは初めてである。本年で開設64回目を迎えた診療所は、夏の登山シーズンに合わせて7月20日から8月20日まで開所し、本年は、医師34名、看護師27名、学生および補助員23名が入所した。診療所は附属病院の専門医から遠隔医療支援を受けられるテレビ会議システムを備えている。受診者総数は168名、急性高山病で受診する登山者が多いのが槍ヶ岳診療所の特徴である。
 松藤学長は上高地から入山され約4時間半歩いて一日目の宿、槍沢ロッジに着かれた。翌朝、お花畑や雪渓を三時間歩くと槍ヶ岳がその雄姿を現すグリーンバンドで下山途中の谷口常務理事一行(小澤仁(昭52)、近藤きよ美看護師長)が出迎えた。お茶を楽しみながら自然に浸る贅沢な時を過ごして、さらに約二時間登って槍ヶ岳山岳診療所(3、060m)に到着された。診療所には二泊三日滞在してご支援をいただいている槍ヶ岳山荘の穂苅康治社長ならびにスタッフに感謝の意を表するとともに診療所に入所するボランティアを激励された。
 折しも、天候は快晴、夜は満天の星空と横たわる天の川、そして出現のピークを迎えたペルセウス座流星群と、槍ヶ岳はお二人の御来訪を心から歓迎しているようだ。
(診療所管理者 斎藤三郎・昭57記)

【松藤学長から一言】
 斎藤三郎准教授にお願いして、槍ヶ岳山岳診療所に連れて行っていただいた。日本一高所にある大学の診療施設である。登ってみないとわからない大自然と、山の人々との触れ合いに心洗われた数日間だった。槍ヶ岳山荘の穂苅康治社長とスタッフの方々に、永年のご支援へのお礼を直接伝えることができたのは何よりだった。60年以上にわたって診療所を維持し、登山者の健康を守ってきたボランティアの先人各位にも感謝したい。
(学長 松藤千弥)

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