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東京慈恵医科大学同窓会

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2014年01月25日 本学発展の礎を
学校法人慈恵大学 理事長 栗原 敏


 新年あけましておめでとうございます。皆様にとって、今年一年が希望と喜びに満ちた年となるよう祈念いたします。
 今年は本院、第三病院、葛飾医療センター、柏病院で、大きな事業が予定されています。本院では外来棟建築を中心とした、西新橋キャンパス再整備計画が具体的に立案されます。隣接している都所有の港工業高校跡地利用に関する公募が昨年末あり、応募しました。都の希望は、救急、小児周産期、災害医療などを行う医療施設として賃貸(50年間)するというもので、東京都に提案書を提出しました。桜が開花する頃には審査結果が出ていることでしょう。
 この跡地利用が可能になると、今後の計画の柔軟性がまします。また、大学周辺は環状二号線の開通と虎の門ヒルズ(地上52階建て、高さ247m)の竣工に伴い、国際的新都心として開発される予定です。
 環状二号線は?マッカーサー道路?と呼称され、終戦直後に計画されましたが、実現しないまま今日に至っている道路です。新たな周辺環境の変化に対応できる外来棟を中心としたキャンパスの再編に取り組みたいと考えています。
 第三病院は1月から電子カルテが導入されます。また、医局棟の建築が始まり、新医局棟の1階には法医解剖室が入ります。
 葛飾医療センターは地域住民の強い要望に応えて、別館を建ててリニアックを導入します。がん診療拠点となるこの取り組みは葛飾区からも感謝されています。別館は臨床教育の場としても利用されます。
 柏病院は40床増床に伴い、救急部門、医局、当直室、それに教育施設が入るD棟を建築し、診療部門を拡充するため外来棟を増築します。地域中核病院として一層活性化されることでしょう。
 これらの事業は卒前・卒後教育の改善充実を図り、より良い医療を国民に提供し、教職員の職場環境を改善するために行われ、本学発展の礎となります。
 年頭にあたり、これらの事業に対する同窓、教職員の皆様の一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。

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