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東京慈恵医科大学同窓会

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2014年02月25日 教授就任挨拶
看護学科地域看護学 嶋澤 順子


 平成21年4月から引き続き、医学部看護学科地域看護学を担当させていただくことになりました。
 地域看護は地域社会を構成する人々を対象とした看護であり、当学科地域看護学では個人・家族だけではなく特定集団や地域住民全体に焦点をあてた公衆衛生看護活動を専門領域としています。現在の当学科カリキュラムでは保健師教育課程が選択制となっていますが、学問内容としては看護専門職の能力として重要な要件であると考え、全員必修の地域看護学科目教育も充実させていきたいと考えています。
 研究では、在宅精神障害者が地域生活を継続するための支援における看護の機能を自治体保健師や訪問看護ステーション看護師らの支援内容から明らかにすることを追求しています。また、地域看護活動の基盤となる地区診断の教育における教材開発について他大学の地域看護学教員と共同で取り組んでいます。これらの研究成果が実践や教育の場で有効に活用できるようになることを目指しています。
 明確な理念と伝統ある東京慈恵会医科大学で継続して教育・研究に従事できることを誇りに考えます。微力ではありますが、本学の発展に寄与できるよう努力していく所存です。諸先生方のご指導をよろしくお願いいたします。
略 歴
 嶋澤順子(しまさわ・じゅんこ)平成元年千葉大学看護学部卒業、千葉大学大学院看護学研究科博士前期・後期課程修了。埼玉県狭山保健所保健師、長野県看護大学看護学部講師、山梨大学大学院医学工学総合研究部准教授、東京慈恵会医科大学医学部看護学科准教授を経て、東京慈恵会医科大学医学部看護学科・地域看護学教授。

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