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東京慈恵医科大学同窓会

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2014年03月25日 第89回医学科 第19回看護学科
卒業式挙行される


 平成26年3月7日(金)午後1時30分から中央講堂に於いて東京慈恵会医科大学医学部第89回医学科・第19回看護学科卒業式が挙行された。卒業生は医学科102名、看護学科43名であった。当日は、真冬を思わせる肌寒い日であったが、会場は多数の教職員、同窓、学生、父兄の参加を得て満席となった。音楽部の管弦楽団が「威風堂々」を演奏する中、松藤千弥学長を先頭に栗原敏理事長、橋本和弘医学科長、櫻井美代子看護学科長、名誉教授、高橋紀久雄同窓会長、三浦靖彦父兄会長が入場され厳粛に卒業式が開始された。国歌斉唱の後に松藤学長より卒業生一人ひとりに卒業証書(学位記)が授与され、会場から温かい拍手が送られた。
 続いて成績最優秀者に送られる慈大賞が松藤学長より大木里花子さん(医学科)と山口明莉さん(看護学科)に授与された。また、同窓会賞が高橋同窓会長より畑中彩恵子さん(医学科)と橋口文奈さん(看護学科)に、父兄会賞が三浦父兄会長より小山千絵さん(医学科)に授与され、更に日本私立看護系大学協会長賞が、雨宮麻優子さん(看護学科)に授与された。
 橋本医学科長と櫻井看護学科長より平成25年度学事報告が行われた後に、松藤学長より式辞が述べられた。「学問の理解を核として、実地における研鑽で新たな知識や技術を付け加え、さらに学問の理解を深化させること。医療者として力を付ければ付けるほど、意識して謙虚さを保つこと。専門知識と共に幅広い教養を身に付け、それに基づく判断能力を磨き予測不可能な未来に備えること」と医療人としての心構えを述べられた。その後に栗原理事長より「社会に出て学ぶことが、皆さん自身にとって真の学びとなり、あらゆることが自分の責任であるということを忘れずに、高い志を持ってそれぞれの人生を歩んで欲しい」と祝辞が述べられた。会場が感動の渦につつまれる中で、医学科卒業生を代表して大木里花子さんより「真理を見極める透徹した眼、苦しむ人々の心の叫びを聞きとる耳、そして失敗や限界を恐れずに歩み続ける勇気を育んで参ります」と決意に満ちた謝辞が述べられた。
 続いて看護学科卒業生を代表して、山口明莉さんより「大学生活で得たすべての経験や知識を活かし患者さんやご家族と接していき、チーム医療に大いに役立て、良い医療者となるよう弛まぬ努力を続けていきます」と謝辞が述べられた。
 続いて、平成25年度に最も充実した活動を行ったクラブに贈られる樋口一成記念杯について学生代表の新村一君から選考経過と受賞クラブが発表され、運動部門(ゴルフ部)と文化部門(音楽部)に記念の樋口杯が授与された。終わりに全員が慈恵の歌「曙満ち来る」を斉唱し、厳かなうちに卒業式は終了した。

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