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東京慈恵医科大学同窓会

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2014年05月25日 井田博幸教授(昭56)
第55回日本先天代謝異常学会総会合同学会開催




 平成25年11月27日〜29日の3日間、小児科学講座担当井田博幸教授を会長としてThe 3rd Asian Congress of Inherited Metabolic Diseases 第55回日本先天代謝異常学会総会合同学会が東京ベイ舞浜クラブリゾートホテルにて開催された。“Lessons from Patients”をメインテーマとして会長講演、2つの基調講演、アジアシンポジウム、13の教育講演、11のセミナー、193題の一般講演が行われた。
 日本先天代謝異常学会は昭和40年に小児代謝研究会として発足し、先天代謝異常症の臨床・研究を推進してきた歴史ある学会である。その長い歴史の中で第3回小児代謝研究会を國分義行(昭16後)元教授が、第11回小児代謝研究会および第34回日本先天代謝異常学会を北川照男(昭25専)日大医学部小児科学元教授が、第19回小児代謝研究会を青木菊麿(昭35)女子栄養大学元教授が、第39回日本先天代謝異常学会を衞藤義勝(昭42)前教授が、第43回日本先天代謝異常学会を大和田操(昭42)駿河台日大病院元教授が会長として開催している。このように慈恵医大小児科出身の多くの先生が会長を歴任している中で井田教授が本学会を主催したことは慈恵医大小児科の本領域の更なる貢献を示すものとして評価されている。
 井田教授はライフワークであるゴーシェ病の遺伝子/表現型相関について“Lessons from Japanese patients with Gaucher disease”と題した会長講演を行った。今回はAsian Congress of Inherited Metabolic Diseasesとの初めての合同開催となったため公用語を英語とした。その結果、世界21ヵ国から485名の参加者があり、日本の先天代謝異常症の臨床・研究における学問的レベルの高さを海外に示すとともに、慈恵医大小児科のプレゼンスを海外にアピールした点で有意義であった。
(櫻井 謙記)

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