東京慈恵医科大学同窓会
最新情報2014年06月25日 和田�盪侶�（昭５６）
日本総合健診医学会優秀論文賞受賞
和田�盪侶�（総合健診・予防医学センター教授）は、日本総合健診医学会平成25年度優秀論文賞を受賞した。写真は1月31日の日野原重明理事長からの授与式のものである。論文名は「Of the three classifications of healthy lifestyle habits, which one is the most closely associated with the prevention of high blood pressure?」である。
ブレスローの7つの健康習慣、森本の8つの健康習慣、池田の6つの健康習慣、この3つのタイプのどれを数多く実践すれば、高血圧発症がもっとも抑制されるかを、5884名もの多数例について9年間のコホート研究により証明したものである。結果は、本学36年卒の池田義雄前教授が創案した6つの健康習慣（無煙・少食・少酒・多動・多休・多接）を数多く実践することが、他の2つのタイプの実践に比べ、有意に高血圧発症を抑制しえた。
和田君は、予防医学とりわけ人間ドック健診の分野では若くから頭角を現し、昨年は、朝食とメタボリックシンドロームの研究成果が朝日新聞一面に掲載され、天声人語にも紹介されるなど、その活躍ぶりは同じ分野を専攻する者の1人として誇りである。
（萎沢利行記）
