東京慈恵医科大学同窓会
最新情報2014年08月25日 第３５回慈恵医大夏季セミナー開催
−見逃せない！最新の薬物治療アップデート−
平成26年8月2日（土）、東京慈恵会医科大学大学１号館3階講堂にて恒例の慈恵医大夏季セミナーが開催された。本年のテーマは「見逃せない！最新の薬物治療アップデート」である。
今回の夏季セミナーは、常岡�邏擬�（眼科）の司会で進行された。まず、石川智久准教授（消化器・肝臓内科）による「ウイルス性肝炎」についての発表があり、続いて猿田雅之講師（消化器・肝臓内科）による「炎症性腸疾患の最新治療と展望〜ここまで変わった治療目標〜」、西村理明准教授（糖尿病・代謝・内分泌内科）による「糖尿病の経口血糖降下薬の今」、黒坂大太郎准教授（リウマチ・膠原病内科）による「関節リウマチにおける最新の薬物療法」、桑野和善教授（呼吸器内科）による「ＣＯＰＤ・喘息に対する薬物療法」、川井真准教授（循環器内科）による「心房細動に対する抗凝固療法、いつやるか？」についての講演が行われた。
日常診療において遭遇しやすい疾患の中で、最近注目すべき薬物療法が登場した六疾患を選び、従来の治療法の変遷、現時点での問題点、そして新しい概念による薬物療法のポイントについて、極めてわかりやすく解説していただいた。セミナー終了後、演者の講演内容がわかりやすく専門外の内容でも理解しやすかった、素晴らしい企画で新知識を身につけることができ有意義な講演会であった、などの評価を多くの受講者からいただき、ＤＶＤを作成して出席できない同窓の方にも聴講できる機会を作ったほうが良いのではないか、との提案もあった。今後、生涯学習委員会で動画配信やＤＶＤ作成などを検討させていただくことにした。
（生涯学習センターセンター長 常岡 寛記）
