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東京慈恵医科大学同窓会

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2014年10月25日 濱田篤郎君(昭56)
(東京医科大学渡航者医療センター教授)
日本渡航医学会理事長に再選


 濱田篤郎教授(東京医科大学渡航者医療センター)は、平成26年7月19日付で一般法人社団日本渡航医学会理事長に二期連続で選出された。日本渡航医学会は、海外渡航者の健康と福祉に貢献することを目的として平成8年に発足し、現在会員数700人をこえる学術団体である。本学出身者は、創設当時より学会活動に参加していることからそのプレゼンスは高く、今回の改選においても本学出身者が役員14名の中で4名が選出された。
 濱田教授は、熱帯医学、産業医学にも精通した日本の渡航医学の第一人者であり、本学熱帯医学教室講師、労働者健康福祉機構海外勤務健康管理センターの所長代理を経て、平成21年に東京医科大学に新しく設立された渡航者医療センターのセンター長に就任した。渡航医学に関する数多くの業績を残しており、特に海外勤務健康管理センター時代に作成した“海外派遣企業での新型インフルエンザ対策ガイドライン”は、その後作成された政府のガイドラインに大きな影響を与えた。現在、ガイドラインは改訂中である。
 今後2年の理事長任期中に、渡航医学の国内への普及啓発や人材育成、学術レベルの向上などを目指していくことを表明している。渡航医学に興味のある本学関係者の学会活動への参加を強く期待する。 (大越裕文記)

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