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東京慈恵医科大学同窓会

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2014年11月25日 第131回成医会総会パネルディスカッション
慈恵らしい研究―Bridging to the Future―


 平成26年10月10日、第131回成医会総会において、パネルディスカッション「慈恵らしい研究―Bridging to the Future―」が開催された。今後の慈恵医大の研究面での将来展望を図るべく、慈恵医大としてどのような研究が望ましいか、あるいは実践可能かを討論させていただいた。特に、慈恵医大に勤務する臨床医がどのようにしてリサーチマインドを維持し、研究活動を継続発展することができるのか、施設内外の基礎医学教室、研究機関との関わり方、研究協力体制構築の可能性などを、臨床から3名、基礎から3名のパネラーにそれぞれの立場から講演していただいた。司会は頴川晋教授と水之江義充教授が務めた。まず、臨床の先生方に講演をしていただいた。
 最初に、眼科学講座林孝彰講師から、「臨床医の基礎研究、克服すべき課題、基礎研究科との協力体制構築」と題して発表があり、次に、肝胆膵外科柴浩明助教から、「臨床医の研究―チーム形成と課題、モチベーションをどのように維持するか」と題して、最後に、泌尿器科学講座木村高弘講師から、「臨床医の研究、国際共同研究体制構築と課題」と題しての発表がされた。これらのことをふまえ、基礎から3名の先生方に講演をしていただいた。最初に、熱帯医学講座嘉糠洋陸教授から、「研究の自由、そして誉れ」と題して、次に、生化学講座吉田清嗣教授から、「慈恵から発信するグローバルな医学研究」と題して、最後に、総合医科学研究センター大橋十也教授から、「慈恵医大遺伝病研究の歩みと未来」と題して発表していただいた。六名のパネラーの発表の後、教育研究助成委員会委員長岡部正隆教授(解剖学講座)より総括をいただき引き続き岡部教授、頴川教授の司会による総合討論が行われた。本パネルディスカッションを通じ、タイトルにもあるように未来への架け橋となる研究が全学を挙げて実施されると信じている。
(頴川晋、水之江義充記)

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