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東京慈恵医科大学同窓会

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2015年02月25日 福永眞治教授を会長に第7回Arkadi M.Rywlin(AMR)
国際病理スライドセミナーシンポジウム開催




 第7回Arkadi M.Rywlin(AMR)国際病理スライドセミナーシンポジウムが平成26年5月23日、24日の2日間、大学1号館講堂(3階)で開催された。AMRメンバーである附属第三病院病院病理部福永眞治教授(昭50)がコースモデレイターと会長を務めた。
 AMR Clubは1990年に設立された(代表世話人・Professor and Chair,Saul Suster,M.D.Department of Pathology,Medical College of Wisconsin)診断病理医のinternational groupである。アクティブで世界的に高名な診断病理医約五十名のメンバーより構成され、今回海外より20名のメンバーを招待し開催した。その目的は若手病理医や一般の診断病理医の教育、貴重症例標本の提供、模範的なプレゼンテーションの実践、症例を共有することによって診断病理学、人体病理学をエンジョイする、相互の交流、親交、友情と共同研究を図ることである。
 今回はほぼ全身の組織臓器の問題症例、教育的症例、話題の多い60症例についての世界一規模のスライドカンファランスであった。AMR Clubより参加者全員に全症例の組織標本が提供された。一般参加は日本病理医60名、海外の病理医10名であり、のべ27か国よりの参加で国際色豊かであった。いずれも基本的な組織像の解析より遺伝子診断まで至るハイレベル、また興味深い症例であり、活発な質疑応答がなされた。残念ながら日本の参加者よりの発言は少なかった。各AMRメンバーのプレゼンテーションは模範的で素晴らしかった。
 翌25日、26日はAMRメンバー、その家族、総数37名で、箱根・鎌倉の一泊二日のバスツアーを満喫した。
 本シンポジウムが無事、盛会裏に終えることができたのは、本学をはじめ、病理学講座、第三病院病院病理部、慈恵実業トラベル事業部等の方々のご指導、ご支援、ご協力のおかげである。この場をかりて心より御礼を申し上げたい。
(福永眞治記)

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