東京慈恵医科大学同窓会
最新情報2015年02月25日 森岡和仁君（平１２）
米国神経外傷シンポジウムStudent Poster Competition Finalist Award受賞
平成26年6月29日から7月2日にかけてサンフランシスコで開催された第32回米国神経外傷シンポジウム（Annual symposium of the National Neurotrauma Society;Neurotrauma 2014)において、森岡和仁君がStudent Poster Competition Finalist Awardを受賞した。本賞は、若手研究者を対象とするPoster Competitionにて優れたポスター発表に与えられる大変名誉なものである。彼の受賞テーマは、Early Hindlimb Unloading Produces Maladaptive Plasticity that Limits Functional Recovery after Spinal Cord Injury-脊髄損傷後早期の荷重に関する神経可塑性が機能回復に与える影響であり、本研究はオーストリアの清涼飲料メーカーレッドブルのＮＰＯ団体であるWings for Life財団より助成を受けている。
同君は、本学卒業後に東大整形外科へ入局し、臨床の研鑽を積んだ後、東大大学院へ進学した。現在はカリフォルニア大学サンフランシスコ校脳神経外科・サンフランシスコ総合病院脳脊髄外傷センターに所属し、脊髄損傷や脳挫傷などの中枢神経障害による機能回復について可塑性の観点から研究に取り組み、サンディエゴ校整形外科・ＮＡＳＡエイムズ研究所らと協力して新たな診断・治療法の開発に繋がる病態解明に尽力している。
（整形外科 斎藤 充記）
