東京慈恵医科大学同窓会
最新情報2015年02月25日 看護学科e-Portfolioシステム
日本e-Learning Awards 部門賞を受賞
このたび、フジサンケイビジネスアイが主催する第11回日本e-Learning大賞で看護学科の「看護学生の主体的学習力獲得を支援する―
electronic-portfolioシステム」が部門賞（eポートフォリオ賞）を受賞した。表彰式は、平成26年11月12日に開催されたe-Learn-
ing Awards2014フォーラムの初日に行われ、開発プロジェクトの代表として北素子教授と村田洋章講師とともに出席した。122件の応募数の中から厳正な審査の結果、ＩＣＴ（情報通信技術）を活用した意義ある取り組みとして評価された。
本システムは、平成22年度文部科学省大学教育推進プログラムの「学生一人ひとりを育てる学習評価システム」の一環として構築し、平成24年度から運用している。本システムのメリットは、学習能力評価（数量的評価と質的評価）をサーバーで一元管理し、学生個々が自己の成長過程をタイムリーに捉え繰り返しリフレクションできるオンラインシステムを取り入れていることである。そのため学生は学年ごとに自分自身のビジョンやゴールはもちろん、看護学科の学生としてのコンピテンシーに照らし合わせて自分の学びをいつでもどこでも振り返ることができ、教員も学生の成長を確認しながら個々のビジョン、ゴールに沿った指導に活かすことが可能である。
本システムの構築・運用にあたっては、教育センターや学事課をはじめエミットジャパン社の多大なる協力体制が無ければ軌道に乗せることも困難であったと思われる。関係者に深く感謝するとともに、今後はさらにe-Portfolioシステムを活用し、資質の高い看護実践者の育成に繋がることを期待する。
（看護学科長 櫻井美代子）
