東京慈恵医科大学同窓会
最新情報2015年02月25日 平成２６年度 慈大整形外科同窓会開催
―現役と同窓を合わせて133名が参加―
平成26年10月25日東京プリンスホテルにおいて、恒例の慈大整形外科同窓会定時総会が開催された。一昨年、昨年と天候に恵まれず上京を断念された同窓もおられたが、本年度は好天にも恵まれ現役と同窓を合わせて133名が参集した。
総会はまず物故会員への黙祷を捧げた後、�碾殆独�郎整形外科同窓会長（昭３６）の挨拶で始まった。附属病院院長でもある顧問の丸毛啓史教授（昭５６）が附属病院のリニューアル計画を含めた病院の現状と将来の展望、整形外科学講座の実績と抱負や展望について熱のこもった話をされ、大変頼もしく感じられた。さらに、近い将来日本整形外科学会会長を目指している報告もあり、あらためて講座、同窓を含めた皆様の力強いご支援をお願い申し上げたい。
その後、同窓会並びに講座の活発な活動の近況報告があり、新入医局員15名の物怖じしない自己紹介に微笑みと期待を抱いたものであった。来年度も10名近くの入局を迎える見込みとの明るい報告もされた。
学術講演は本学整形外科学講座客員教授、神奈川リハビリテーション病院杉山肇副院長（昭５７）に「股関節鏡手術の開発と変遷―股関節鏡検査から鏡視下手術へ―」との演題でお話しいただいた。山梨医科大学（現山梨大学医学部）整形外科学教室在籍時に、赤松功也（昭３３）元教授、浜田良機（昭４４）前教授のご指導の下に股関節鏡視検査および鏡視下手術の開発と専用器具、技術の開発、革新を行なわれたこと、これにより明らかになった股関節唇損傷、インピンジメント症候群などの新しい概念の疾患とその病態と股関節鏡視下手術による治療法を開発し実用化できたことについて、動画を含めてご講義いただいた。
また、一週間後には第41回日本股関節学会の会長を務められることとなっており、今学会の副題にもなった座右の銘である「人生学路、技と心を研く」についてもお話しされた。開催にあたっては教室と同窓の方々方からご支援をいただいたことについて謝辞を述べられた。
その後記念写真撮影に続き懇親会が行われた。今年は丸毛教授が還暦を迎えられたことから、大先輩より人生経験に基づく含蓄のあるお言葉が贈られ、6年後には開講100年を迎える当教室ならではの深い経験を共有させていただいた。昨年の160名には及ばなかったが、今年も133名と多数の参加者を迎え、普段なかなかお会いすることのできない懐かしい同窓の方
々ともお会いでき、旧交を温めることができた。全員で肩を組んで慈恵医大学生歌を歌い、名残惜しくも散会となった。
（小林洋一記）
