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東京慈恵医科大学同窓会

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2015年03月25日 第90回医学科 第20回看護学科
卒業式挙行される




 平成27年3月6日(金)午後1時30分から中央講堂に於いて東京慈恵会医科大学医学部第90回医学科・第20回看護学科卒業式が挙行された。卒業生は医学科99名、看護学科39名であった。当日は、曇り空で肌寒い日であったが、会場は多数の教職員、同窓、学生、父兄の参加を得て満席となった。音楽部の管弦楽団が「威風堂々」を演奏する中、松藤千弥学長を先頭に栗原敏理事長、橋本和弘医学科長、櫻井美代子看護学科長、名誉教授、高橋紀久雄同窓会長、三浦靖彦父兄会長が入場され厳粛に卒業式が開始された。国歌斉唱の後に松藤学長より卒業生一人ひとりに卒業証書(学位記)が授与され、会場から温かい拍手が送られた。続いて成績最優秀者に贈られる慈大賞が松藤学長より内海智博君(医学科)と堀越さお織さん(看護学科)に授与された。また、同窓会賞が高橋同窓会長より近藤篤史君(医学科)と伊井亜里沙さん(看護学科)に、父兄会賞が三浦父兄会長より大庭梨菜さん(医学科)に授与され、更に日本私立看護系大学協会長賞が、市塚莉菜さん(看護学科)に授与された。
 橋本医学科長と櫻井看護学科長より平成26年度学事報告が行われた後に、松藤学長より式辞が述べられた。「医学・看護学を深く理解して欲しい、謙虚であることを忘れないで欲しい、予測困難な未来に備えて欲しい」(全文二面掲載)と医療人としての三つの心構えについて述べられた。その後に栗原理事長より「命の尊厳にどのように向き合うのか、生涯にわたって医学とは何か、医療者とは何かを常に問い続けて欲しい」(全文二面掲載)と祝辞が述べられた。
 会場が感動の渦につつまれる中で、医学科卒業生を代表して内海智博君より「医学の進歩は大変著しく、今学んだものも刻一刻と変化している。新しい時代の波にのりつつ、学祖高木兼寛先生のおっしゃった厳密な医学に裏打ちされた医術と、温かい心を持った医師を目指し、日々邁進して参ります」と決意に満ちた謝辞が述べられた。続いて看護学科卒業生を代表して、堀越さお織さんより「大学生活で得た全ての経験を今後の医療者として、患者さんやご家族と接していき、他の医療者とチーム医療を展開する上で大いに役立て、良い医療者となるよう努力を続けて参ります」と謝辞が述べられた。
 続いて、平成26年度に最も充実した活動を行ったクラブに贈られる樋口一成記念杯について学生代表の小林律子さんから選考経過と受賞クラブが発表され、運動部門(卓球部)と文化部門(音楽部)に記念の樋口杯が授与された。終わりに全員が慈恵の歌「曙満ち来る」を斉唱し、厳かなうちに卒業式は終了した。

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