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東京慈恵医科大学同窓会

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2015年04月25日 教授就任挨拶
形成外科学講座担当   宮脇 剛司


 平成27年4月より形成外科学講座を担当させて頂くことになりました。当講座は昭和43年に丸毛英二教授が診療科を開設し昭和50年に講座となり、昭和63年に児島忠雄教授、平成九年に栗原邦弘教授、平成20年に内田満教授と四代の教授に引き継がれてきました。当初より手の外科を中心に診療が開始され、国内で最も歴史ある形成外科の講座の一つです。
 現在、当形成外科には頭蓋顎顔面外科、手外科、頭頸部腫瘍再建外科、乳房再建外科の専門分野があり、分野ごとの専門医が耳鼻咽喉科、脳神経外科、皮膚科、乳腺・内分泌外科、整形外科、小児科などの関連科との連携治療を中心に最良の医療を提供しています。この連携治療の実践には、個々の形成外科医の能力向上が特に重要であり、卒後年数に沿った手術手技を習得する中で、病人の抱える問題に耳を傾け、形成外科単独で解決できない問題には基礎医学講座との共同研究を行い、自ら解決できる医師を育成したいと考えています。今後の形成外科指導医の認定には形成外科専門医資格のほかに手外科、頭蓋顎顔面外科、皮膚腫瘍外科、創傷外科、熱傷医学、美容外科の各学会の専門医資格を複数取得することが条件となりました。指導医の拡充を図り附属病院や関連病院の施設認定を維持し講座の指導体制を強化して参ります。そして形成外科の臨床と基礎を結ぶ研究を通して、東京慈恵会医科大学から世界に情報発信できる医師を育成し、歴史ある形成外科学講座をさらに発展させたいと考えています。
 同窓の諸先生方、教職員の皆様のご指導とご協力を宜しくお願いいたします。

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