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東京慈恵医科大学同窓会

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2015年04月25日 宇都宮一典教授を会長として
第52回日本糖尿病学会関東甲信越支部地方会開催




 平成27年1月24日、パシフィコ横浜会議センターにおいて、本学内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科担当宇都宮一典教授(関東甲信越支部支部長)を会長として、第52回日本糖尿病学会関東甲信越支部地方会が開催された。関東甲信越支部は糖尿病学会の中でも最大の会員数を擁し、演題数、参加者は年々増加の一途を辿っており、一般の他学会の規模を凌駕するに至っている。また、多職種連携の必要性から、コメディカルスタッフの演題数も急増している。さらに、今回は昨今の新規糖尿病治療薬の登場により、応募演題数は過去最高となり、採択演題数は二五九演題(当科からの発表は11演題)、参加者総数は3,109名にものぼり、演題数、参加者数のいずれもが、前年度の実績を二割以上も上回るという極めて盛況なものとなった。
 会場は八会場に別れ、症例報告を中心に興味深い報告が続き、各会場で白熱した討論が繰り広げられた。ランチョンセミナーは7会場で行われ、午後には会長の発案により、糖尿病治療における新たな治療指針をシンポジウムとしてとり上げ、血圧、脂質管理のガイドラインの解釈、血糖降下薬の分類、糖尿病腎症の病期分類と管理基準などについての最新情報が各演者から紹介された。1000席ある会場がほぼ満席となり、多くの熱い質疑応答がみられた。
 また、本学会からの初の試みとして、一日を通してコメディカルによる発表に特化した会場を設け、最後に優秀3演題を選考し、会長自ら賞状を授与して今後の研鑽を促した。夕方にはイブニングセミナーと並行して、糖尿病学会が主導する「女医サポートセミナー」が地方会と共催の形で開催され、今後の糖尿病を専門とする女性医師の活躍を期した。本会は成功裏に終了したが、予想を上回る規模となり、次回以降の開催について大きな礎になったと信じている。
(西村理明記)

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