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東京慈恵医科大学同窓会

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2015年05月25日 慈恵医大アイスホッケー部OB
望月英明君(平10)、森 克哉君(平12)
東京消防庁より表彰される




 慈恵医大アイスホッケー部OBは、慶應義塾大学医学部スケート部OBと氷老会という合同チームを作り、東京都社会人アイスホッケー選手権大会Uリーグに参加している。平成27年2月9日の夜、社会人リーグの渋谷区役所対赤門スケート部の試合で、望月英明君(平10・写真左)、森克哉君(平12・写真右)は電光掲示板の操作、ゴールジャッジなどの外回りの当番であった(写真中央は平2・檜垣有司君)。
 そのとき試合中の選手の一人が突然仰向けに倒れた。レベル300、脈は微弱であり、直ちに二人は心臓マッサージを開始、気道確保を行うとともにAEDを装着し救急車を手配した。やがて脈は触知不能となったが、電気ショックが作動しレベルは改善、救急車到着後に、病院搬送され、急性心筋梗塞の診断で緊急に心臓カテーテル治療が行われ、10日後に後遺症なく退院となった。この救急処置によって2月25日、東京消防庁より表彰されることとなった。
 社会人リーグは、病院の勤務を20時30分に切り上げて参加しなければならず、疲労のため参加が躊躇されることもないわけではないが、他では決して得られない感動を与えてくれると森君は話している。救命救急処置は、医師が身につけなければならない必須項目であるが、それが必要とされる場面で、当然のごとく救命に成功した2名を称えるとともに、学生時代の部活の集まりの絆がその後も続いている素晴らしいストーリーとしてご紹介する次第である。
(内田 満記)

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