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東京慈恵医科大学同窓会

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2015年06月25日 第1回総合医科学研究センターシンポジウム

 平成27年1月16日に第一回総合医科学研究センターシンポジウムが開催された。平成26年度に改組されて以降、初めてのシンポジウムであった。松藤千弥学長はこの開催にあたり「研究の振興を重点的目標として取組み、本学の研究を診療・教育と同等の水準に引き上げることによって、国際的に認知され、世界のひとびとの幸福に貢献できる大学をめざす」「研究を通してより多くの患者さんを救おうという価値観を共有することを、特に臨床医の皆様にお願いする」と述べられている。すなわち患者さんのためになる研究を特に臨床医が進めることの重要性を述べられた。それを具現化するための方策の一つとして総合医科学研究センター(以下「センター」という)の改組がなされた。
 その目玉のひとつは支援部門を充実させ臨床医の研究をバックアップする体制が改善された事にある。シンポジウムの目的は、その価値観を学内で共有するため、センターからの情報発信の場を提供することであった。
 シンポジウムでは、まず私より支援部門を含むセンターの紹介、分院における研究バックアップのための臨床医学研究所(柏キャンパス)、高次元医用画像工学研究所(国領キャンパス)の二つの研究所の紹介ならびに、センターが中心となって学内横断的に進められている研究の紹介をした。また外部からは慶應義塾大学循環器内科の福田恵一教授をお招きし、まさに患者さんの福祉に直結する心臓再生のお話をいただいた。100名以上の学内研究者が参加され、まずはその価値観を共有できたのではないかと思われる。
 引き続き、センターからの情報発信を行ってゆくので是非センターを利用して患者さんの幸福に役立つ研究を進めていただきたい。
(総合医科学研究センターセンター長、遺伝子治療研究部教授・大橋十也)

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