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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2015年08月25日 第36回慈恵医大夏季セミナー開催
「実地医家のための認知症入門
―早期発見、診断から包括的治療まで―」


 平成27年8月1日(土)、東京慈恵会医科大学大学1号館講堂(3階)にて恒例の慈恵医大夏季セミナーが開催された。本年のテーマは「実地医家のための認知症入門―早期発見、診断から包括的治療まで―」である。
 今回の夏季セミナーは、相澤良夫教授(消化器・肝臓内科)の司会で進行された。まず、忽滑谷和孝准教授(精神神経科)による「認知症の症状と早期発見」についての発表があり、続いて松島理士助教(画像診断部)による「認知症のMRIによる画像診断」、品川俊一郎助教(精神神経科)による「認知症の治療―病態別の対応―」、朝倉真奈美師長(看護部)による「いま求められている認知症ケア」についての講演が行われた。
 超高齢化社会となり、認知症患者が急増している現在、認知症は殆どの診療科で遭遇する機会があり、この疾患を正しく理解することが極めて重要であるが、今回のセミナーでは、発見、診断、治療、そして社会的ケアについて極めて分かりやすく解説していただいた。特に今回は看護部からの講演があり、医師とは少し違った視線からの分析もあったことから、受講者にとって極めて役に立つ情報を得ることができた。
 猛暑の中にもかかわらず、120名以上の受講者が集まり、過去最多であった。セミナー終了後、講演内容がわかりやすく専門外の内容でも理解しやすかった、タイムリーな企画で疾患の発見からケアまで一連の知識を整理することができ有意義な講演会であった、などの評価を多くの受講者からいただいた。
(生涯学習センターセンター長 常岡 寛記)

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