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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2015年08月25日 国際交流センターに
International Cafe′がオープン



前列左1人目Tom(St.George's University of London:英国)、2人目Keiichi(Southwestern University College of Medicine:フィリピン)、4人目Maylis(University of Heidelberg:ドイツ)、6人目Harriet(St.George's University of London:英国)、後列左6 人目Nico(University of Heidelberg:ドイツ)

 本学では毎年、海外から多くの臨床実習生を受け入れている。平成26年度は延べ48名(男子18名、女子26名)の学生を受け入れ、その数は年々増えている。国別にみると英国から15名、タイから5名、台湾とマレーシアから各4名、オーストラリアから3名など、実に延べ14ヶ国に及んでいる。これほど多くの海外からの医学生を臨床実習で受け入れている大学は全国でも数少ないと思われる。国際交流室を発展させた国際交流センターが本学にも平成27年4月から開設され、こうした海外からの医学生の受け入れや、本学の学生が海外での実習を行う際の支援をする体制が強化された。海外からの医学生への教育は、日本人の学生に教える場合に比べ負担は重くなるが、一方で若いレジデントや学生に対して、非常に良い刺激になっている。
 折角、こんなに多くの海外からの医学生が本学に来ているのなら、もっと学生間の交流を深めようと、「International Café」と銘打った交流会を毎週月曜のお昼時間に開催する取り組みをしている。場所は図書館の2階の一角で、各自が三々五々、お弁当を持ち寄り、おしゃべりをするだけではあるが、これが実に楽しい。国際交流センターからは場所とちょっとした茶菓を提供するだけであるが、若者達はすぐに打ち解けて、情報を交換し合っている。ときに夕食会や飲み会、休日の名所巡りなどにも発展し、帰国後も交流が続くことも少なくないようである。本学の学生には、海外への留学を促す効果も期待される。印象的なのは英語があまり得意でない(と思い込んでいる)学生でも、何度か一緒にいると次第に会話に加わる回数が確実に増えてくることである。このInternational Café には、事前に連絡なくても自由に参加できる。ぜひ多くの学生ならびに教職員・同窓の皆様にも気楽に参加していただきたいと思う。なお、末筆になりますが、こうした取り組みができるのも、忙しい診療のなかで海外からの実習生を快く受け入れてくださる診療科の先生方のお陰であり、ここに改めて感謝申し上げる。
(国際交流センター副センター長 南沢 享記)

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