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東京慈恵医科大学同窓会

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2015年10月25日 羽生信義客員教授(昭53)
日本平滑筋学会理事長に選出される


 台風15号に直撃された山口県宇部市で開かれた第57回日本平滑筋学会総会(平成27年8月25日〜27日)において、昭和53年卒の羽生信義外科学講座客員教授(町田市民病院副院長)が本学会の理事長に選出された。
 日本平滑筋学会は50年余の歴史を有し、日本医学会分科会にも名を連ねる伝統と格式のある学会である。基礎および臨床系の多様な分野の研究者が集い、「平滑筋」をキーワードに生理学的・薬理学的な収縮調節の機序や内科系・外科系疾患の病態を解明し、それらを治療へ応用するために研究成果を発表し議論を深める臨床系学会である。
 過去には大井実名誉教授(外科学、第11回)、酒井敏夫名誉教授(生理学、第24回)、青木照明客員教授(外科学、第42回)、羽生信義教授(外科学、第54回)が学会長を務め、また、平成13年からの2年間は青木客員教授が理事長を務めるなど本学との縁の深い学会である。
 松藤千弥学長も提唱されているように、医学研究を推進発展させていくことは医学研究者の責務である。昨今の医療環境では多忙な臨床に従事しながら研究を進めてゆくことが困難になりつつあるが、医学研究に臨床の視点を持ち込み将来の医療に役立つ発見をしてゆくことは極めて重要である。
 羽生教授が日本平滑筋学会を牽引し学会の発展に尽くすとともに、実臨床に役立つ研究の推進に貢献することを確信する。
(昭59・中田浩二記)

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