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東京慈恵医科大学同窓会

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2015年10月25日 救急医学講座土肥謙二准教授
日本酸化ストレス学会学術賞を受賞


 平成27年6月11日〜12日に鹿児島市で開かれた第68回日本酸化ストレス学会において、本学救急医学講座の土肥謙二准教授(準平4)が平成27年度日本酸化ストレス学会学術賞を受賞した。
 日本酸化ストレス学会は国際フリーラジカル学会(Society for Free Radical Research:SFRR)の下部組織としての日本支部で、活性酸素、活性窒素、フリーラジカル、酸化ストレス、レドックス、ガスバイオロジーなどを研究テーマとするわが国を代表する学会である。本学会には臨床医、基礎医学研究者、歯学、薬学のみならず生物学系や工学系の研究者などのエキスパートが参加している。
 今回受賞した酸化ストレス学会学術賞は、過去の研究歴ならびに業績より総合的に判断し、本学会ならびに世界において今後の顕著な活躍が期待されるものに授与される賞である。
 受賞理由は、土肥准教授が継続的に行ってきた酸化ストレスと神経炎症に関連する国際的な基礎的及び臨床的研究と現在進行中の米国ワシントン大学との共同研究「重症脳損傷後におけるアルツハイマー病の発症機構の解明と新規予防法の開発―血液脳関門、ミトコンドリアにおける抗酸化療法の確立―」が評価されての受賞となった。
 土肥准教授は来年度の同学会にて受賞記念講演を行うほか、同学会の機関紙(Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition)に受賞論文を寄稿する予定である。今後の研究の更なる発展が期待される。
(小川武希記)

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