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東京慈恵医科大学同窓会

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2016年01月25日 「ともに歩む慈恵」の意義
同窓会会長 高橋 紀久雄


 同窓会会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年は会員の皆様と共に、同窓会設立90周年を祝うことが出来ました。91年目の今年は新たな第一歩を踏み出そうとしています。
 さて、“ともに歩む慈恵”という標語は平成20年、当時の足立信一同窓会長が、平成22年に同窓会が設立85周年を迎えるにあたり、記念事業コンセプトとして提言されましたが、昨年末に私なりにこの標語の意味・意義を考えてみました。
 慈恵大学創立以来135年の間に、同じ学舎に学んだ卒業生は14000人を超え、また、慈恵大学に所属し同窓会に入会されている方々もすべて同窓会会員であります。一般的には大学と同窓会は「別のもの」という感覚になってはいないでしょうか。大学の運営にあたっておられる人たち、診療・研究をされている人たち、大学を離れて勤務、開業し地域医療に貢献している人たちはすべて同窓会会員なのです。
 その様に考えれば、大学と同窓会は車の両輪であるとか、同窓会が大学を支援するということは、本学の長い歴史を振り返れば当然のことであり、自然に身に付いているものだと思います。大学の問題はすべての同窓会会員の問題であり、一緒に知恵を出し合い協力して乗り越えなければなりません。
 大学は将来を見据えて、本年はいよいよ栗原敏理事長、松藤千弥学長、丸毛啓史附属病院長を中心に新病院建築がスタートします。我が国の医療を取り巻く環境は厳しく、また、経済状況が厳しい状況にある中で、更なる発展を目指している慈恵大学を、学内外の全会員の一人一人が貢献できることを実行することが「ともに歩む慈恵」の真意だと思います。
 大学は4月からの新体制が動き出し、世代交代が少しずつ見えはじめてきました。同窓会も90年の歴史を踏まえつつ、大学の新体制に対応すべく一致団結して大学の発展に寄与できるように引き継いでいかなくてはなりません。
 最後になりますが、会員の皆様の御健勝をお祈り申し上げ、なお一層のご協力をお願い致します。

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