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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2016年01月25日 新年を迎えて
―新体制で歩みを進める―
学校法人慈恵大学 理事長 栗原 敏


 新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり皆様のご健勝とご活躍を心から祈念申し上げます。
 皆様には年が改まり今年の目標を立てていることと思います。大学は西新橋キャンパス再整備計画が現実のものとなり、現在、旧港工業高校の基礎部分の解体と整地が順調に行われており、新大学2号館と新病院(いずれも仮称)の建築が、2月からいよいよ始まります。また、大学本館と大学2号館を取り壊した後に建築予定の新外来棟の基本構想・設計が、各種ワーキンググループによって検討されています。50年に1度の大事業が始まるという緊張感を持って新年を迎えました。この事業は本学の礎である医療と、医学教育・臨床講座の研究の基盤整備につながります。現在の外来棟の後に建築予定の新大学本館までを見すえた大事業の一環です。慈恵の一員として、この大事業に協力するという皆様の積極的な気持ちが、事業の成否を決めるといっても過言ではありません。皆様におかれましては、自分自身の問題としてこの事業を考え、ご協力をお願いいたします。
 昨年は、慈恵の看護教育が始まって130年を迎えたのを記念して、記念式典、講演会、祝賀会が、11月15日に開催されました。医師だけでなく看護婦を育成し、両者が手をたずさえて医療を実践することの重要性を考えた学祖・高木兼寛先生の理念が、チーム医療として現在の医療に継承されています。先生の先見性に敬意を表するとともに、我々がより良い医療システムを構築し、国民に適切な医療を提供することが先生の思いを実現させることにつながります。
 昨年、設立90周年を迎えた同窓会の記念式典と祝賀会には400名を超える方が参集し、お互いの絆を確かめ合いました。本学の建学の精神の真髄に思いを馳せ、未来へ向かって堅実な歩みを進め、伝統を継承するとともに新たな歴史を刻んでいかなくてはなりません。
 本年4月から3年間、新たな役員で大学が運営されます。皆様のご協力とご支援を心からお願い申し上げます。

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