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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2016年01月25日 「Team STEPPS 」、「緩やかなセンター化構想」、
「Etiquette-Based Medicine(EBM)」
附属病院長 丸毛 啓史


 新年あけましておめでとうございます。
 本年は、新病院と新大学2号館が二月に着工する予定です。また、新外来棟建築に向けた計画が一層、加速される重要な年になります。
 本計画が滞りなく進捗するためには、病院経営が堅調に推移する必要があります。しかし、平成26年度の診療報酬改定ならびに厚労省が推進する医療機関の機能分化推進等の影響もあり、予算達成が困難な状況が続いています。さらに、医療費削減に向けた圧力が強まっていますので、これまで以上に医療連携を推進し、特色のある高度、救急医療の供給体制を構築していく必要があります。この基盤となる、「法令遵守、医療安全管理・感染対策の徹底」を最優先課題とし、質の高い、安全・安心の医療を目指していきたいと思います。
 第一のキーワードは、「Team STEPPS」です。医療の質と患者安全を高めるため、チームで取り組む戦略と方法を実践し、良好なチームワークを意識しながら、病院の教職員が一丸となり医療安全文化の更なる醸成を目指したいと思います。
 第二のキーワードは、「緩やかなセンター化構想」の推進です。昨年は、脳卒中センターと脊椎・脊髄センターを開設しました。本年は、心臓外科、血管外科、循環器内科がチームとして、東京都の急性大動脈ネットワークに参画する予定です。従来の診療部体制を堅持しながら、診療部間の連携を密に図り、高度、救急医療に対応できる診療体制を構築していきます。
 第三のキーワードは、「Etiquette-Based Medicine(EBM)」の実践です。教職員の院内マナーの向上を目指し、引き続き医療現場での指導を行っていきたいと思います。
 本年も皆様のご支援とご協力をいただきながら、一層の飛躍を目指していきたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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