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東京慈恵医科大学同窓会

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2016年02月25日 新大学2号館(仮称)・新病院(仮称)
整備工事 地鎮祭行われる


 本学の発展を祝福するかのような快晴に恵まれた平成28年2月2日(火)、栗原敏理事長、松藤千弥学長はじめ大学関係者、同窓会役員、工事関係者、並びに武井雅昭港区長をはじめとする行政関係者、国会議員や都・区議会議員、地元自治会役員等の来賓ご列席のもと、新大学2号館(仮称、以下『新大学2号館』と記載)と新病院[小児・周産期医療センター](仮称、以下『新病院』と記載)の地鎮祭が厳粛に執り行われた。
 神事は、旧港工業高校を解体し更地となった建築予定地で、愛宕神社の宮司により、工事の安全を祈願して滞りなく納められた。その後、栗原理事長、松藤学長、丸毛啓史附属病院長の挨拶に続き、施工主である株式会社竹中工務店取締役執行役員社長 宮下正裕様による工事の安全と完成に向けて精一杯努力するとの強い決意を表す乾杯の発声で直会が進められた。直会会場では、教職員や工事関係者の間で、新たな建物に対する熱い思いと期待に満ちあふれた歓談が続く中、新病院・新外来棟オープンまでの三年余、学内外の慈恵関係者の夢と希望、叡智を結集する一大事業の門出となった。
 西新橋キャンパス再整備計画は、平成29(2017)年7月に新大学2号館、平成31(2019)年冬に新病院と新外来棟(仮称、以下仮称は省略)をオープンする事業で、平成32(2020)年の東京五輪までに医療の供給体制と患者サービスの向上のために、これら三施設を有機的に連携し、患者や地域社会はもとより同窓に対しても一層の貢献を目指す、本学にとって50年に1度の大事業である。
 新大学2号館(地下2階、地上14階)は、臨床医局や講堂、会議室、臨床講座のためのラボラトリーを配置する。また、新病院(地下二階、地上五階)では、1階には小児・産科外来、2階には健診センター、各検査室を配置する。3階から5階には、高度な小児・周産期医療を提供するためのPICU・NICU・GCUやMFICUのほか、小児・産科病棟を配置する計画である。
 一方、新外来棟は、老朽化した外来棟を移転するために現大学2号館や現大学本館を解体した跡地に、地下2階、地上6階の建物とし、ゆるやかなセンター化を目指して関連する診療科をブロック単位に配置、ゆとりある診察室とICT(情報通信技術)の活用により、新たな診療機能の構築と患者サービスの向上を図る計画である。また、既存の中央棟一階に救急部門を配置し、E棟とも一層の連携が図れるよう各フロアで接続して、一体的に運用する計画である。
 教職員一人ひとりがこの大事業に参画することへの喜びと完成に向けた強い意志を誓い、慈恵50年の計の第一歩となる新大学2号館と新病院の建築に向けた取り組みが始まった。慈恵医大同窓ならびに関係者の皆様におかれましては、引き続きご指導ご鞭撻を賜りたくお願いする次第である。

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