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2016年11月25日 シンポジウム2
トラベルメディスンのススメ
東京医科大学病院
渡航者医療センター教授
濱田 篤郎


 トラベルメディスン(渡航医学)とは海外渡航者の健康問題を扱う医学領域である。第二次大戦後、欧米諸国では航空機旅行が急速に発達したことで、海外渡航者数が急増した。それにともない、旅先で感染症や高山病などの病気にかかる者も高い頻度で発生した。こうした渡航者の健康問題に対処するため、1970年代に欧米各地ではトラベルクリニックと呼ばれる医療機関が数多く設置されるようになる。このクリニックでは渡航者に健康指導やワクチン接種などを提供するとともに、帰国後に症状のある患者の診療も行う。こうしたクリニックでの医療が、1980年代になりトラベルメディスンとして体系化された。
 一方、日本では、従来から海外駐在員などを対象にした医療が展開されてきたが、一般の旅行者については健康面での対応がほとんど行われてこなかった。しかし、2000年代に日本でも海外渡航者数が急増すると、ようやくトラベルメディスンの必要性が認識され、全国でトラベルクリニックの設置が加速している。
 東京医科大学病院の渡航者医療センターは、大学病院としては本邦初の常設トラベルクリニックとして二〇一〇年から診療を行っている。診療内容はワクチン接種や渡航中の健康指導など予防医学的な診療がメインである。受診者の七割以上は海外勤務者で、海外旅行者や留学生などの需要も増えている。
 今後は、国際化の進展とともに、トラベルクリニックが訪日外国人の医療拠点として機能を発揮することも期待されている。










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