社団法人東京慈恵会医科大学 同窓会

 
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2016年12月25日 大学講座シリーズ 「解剖学講座」
【肉眼・神経解剖】【組織・発生】


【解剖学講座(肉眼・神経解剖) 講座担当教授 河合良訓】
歴  史     
 解剖学教室歴代教授は、新井春次郎(明治27年就任)、森田斉次(明治36年就任)と続き、大正10年解剖学教室と組織学教室に分離後、解剖学教室主任に新井春次郎教授が就任した。その後、林礼教授(昭和6年就任)、中村為男教授(昭和8年就任)と続き、昭和18年に新井正治が、昭和39年に森田茂が教授に就任した。このとき、解剖学教室は第1解剖学教室、組織学教室は第2解剖学教室となった。昭和40年、徳留三俊が新設の第3解剖学教室の主任教授に就任、昭和55年、徳留教授が第1解剖学教室主任教授を兼務し、再び2講座体制に戻った。その後、昭和60年に山下廣が教授に就任、平成14年には河合良訓が教授に就任した。平成19年、二講座は統合され、大講座制に運営体制を改めたが、旧第1解剖学講座は、現在、大学院教育科目名との関係から解剖学講座(肉眼・神経解剖)と表記される。
教育と献体    
 解剖学講座(肉眼・神経解剖)は、主に卒前教育として医学科2年生に対して肉眼解剖学(マクロ解剖学、脳神経解剖学)の講義、特に実習を担当している。解剖実習は、週3日、9月から12月の約3ヶ月にわたり行われている。平成22年からはホルマリン暴露対策用解剖台および実習室全体の吸排気システムが導入され、実習環境も改善された。
 学生はご遺体と正面から向き合って基礎医学のなかでも最も基本となる人体構造について学習するわけである。実習では単に解剖学知識の習得だけでなく、実習を支えている献体されたご本人やご遺族に対する感謝の気持ちを忘れないよう指導している。解剖実習をはじめ医学教育研究のため、生前にみずからの身体を提供する(献体)意思を表明された方々は慈恵白菊会会員として登録され、その数は現在約1,000人にのぼる。毎年秋、文部科学省担当課長はじめ日本解剖学会役員、関係諸団体代表を迎え、白菊会会員の皆様の参加を得て、白菊連合会(慈恵医大ほか首都圏医科歯科系大学10校参加)総会が開かれている。
研  究     
 解剖学講座では、その教育環境と関係して、実習遺体、当教室が保有する各種作成標本や出土人骨標本を用いて各種計測を主体にしたマクロ研究が行われてきたが、現在は、実験動物を用いた解析的機能解剖的研究を中心に行っている。具体的には、電気生理学的手法を取り入れて、神経回路の形態学的解析を行なっている。
 また、他講座や他学の研究者や医療従事者のために、ご遺体や各種保管人体標本を積極的に活用いただき、研究や解剖手術手技向上のために役立つように心がけている。最近は海外の研究者からの人骨標本計測依頼が多くなっている。具体的には、ご遺体を使用した耳鼻咽喉科頭部解剖、リハビリテーション科全身解剖、内視鏡科頸部解剖、泌尿器科骨盤解剖、放射線科四肢解剖、再生医学研究部頭部解剖などの共同研究が行われ、保管人体骨格標本を使用して、ME研究室の他、東京歯科大学解剖学講座、ハワイ大学マノア校、テネシー大学との共同研究も行われた。

【解剖学講座(組織・発生) 講座担当教授 岡部正隆】
沿  革     
 大正10年、大学昇格とともに森田斉次を主任とする組織学教室が発足。組織学教室の名称は本邦医科大学の中で本学が先鞭をつけたものである。大学本館が完成した昭和8年以来、組織学教室は後棟東側2階と3階に配置され、解剖学講座(組織・発生)と名称が変更され現在に至る。森田以降、林礼、吉村不二夫、石川博が教室を主宰し、平成19年4月より岡部正隆が講座担当教授を務める。
教室員      
 現在教室員は岡部以下15名である。橋本尚詞教授(特任)、鈴木英明講師、重谷安代講師、辰巳徳史助教、矢野十織助教、長澤竜樹ポストドクトルフェロー、職員は木村巧研究技術員、大木静香研究技術員、大村マヤ研究補助員、高澤美代子事務員。大学院生は平崎裕二、山田琢、亀島佐保子、西野弘嵩の4名が在籍している。
教育活動     
 教員は、医学科2年生のコース基礎医科学Iユニット細胞から個体への講義および実習、コース基礎医科学兇粒謄罐縫奪箸旅峙繊形態系実習(解剖学実習および組織学実習)、3年生のコース臨床基礎医科学のユニット症候学演習およびユニット研究室配属などを担当。医学科2年生は、正常人体の構造と機能を学びながら、生涯学習に必要な自己主導型学習習慣と自己研鑽能力を身につける時期にあり、講義・演習・実習を通じて探求する心と科学的判断能力を養えるように支援することが我々の責務である。その他、看護学科及び慈恵看護専門学校の講義と見学解剖実習も担当している。
研究活動     
 教員はそれぞれ独自のテーマで研究に従事している。突然変異誘発によって生じた運動失調マウスの病理学的解析、ヒトの先天奇形症候群の遺伝子診断・病態解析、脊椎動物の形態とその発生の分子制御機構の解析、各種動物間での発生の分子制御機構の比較と比較ゲノム解析を用いた形態進化研究などがある。ニワトリ胚や遺伝子組換えゼブラフィッシュを用いた実験系を有する学内唯一の研究室である。また進化研究を目的として開始した古代魚ポリプテルスの実験動物化プロジェクトでは、全ゲノム解読、繁殖方法と発生の観察手法の確立、遺伝子改変ポリプテルスの作成などに成功した。今後もヒトを含めた脊椎動物とその諸臓器の形態や進化に関する独創的な研究を展開していく。
研究支援活動   
 学内の講座・研究部に対して、高解像度共焦点レーザー顕微鏡(カールツアイス社LSM880 Airyscan)の共同運用と、液体窒素の製造・供給サービスを行なっている。どちらも学内の多くの研究者に利用されている。
研究会運営    
 東京慈恵会医科大学学外共同研究費の支援を受け、Tokyo Vertbrate Morphology Meeting(TVMM)を年一回開催している。TVMMは国内外の大学、研究所、博物館の研究者が本学に一堂に会し、脊椎動物の形態をテーマに解剖学、発生学、ゲノム科学、古生物学、進化学の観点から討論する研究会であり、専門学会の枠を超えた貴重な交流の場となっている。










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