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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2020年02月25日 定年退任にあたって
泌尿器科学講座 清田 浩教授


 定年退任にあたり、まず40年間お世話になりました母校に感謝申し上げます。昭和55年に本学を卒業し、2年間の研修を経て泌尿器科学講座に入局しました。入局後、前富士市立中央病院院長の小野寺昭一先生が班長であった感染班に入り早速恩師の町田豊平教授の命で順天堂大学医学部細菌学講座の横田健教授のもとで一年間細菌学を勉強することになりました。横田教授には細菌学を通じて研究の在り方を一から勉強させていただきました。
 その後、1年間国立大蔵病院へ出向後、昭和62年から2年間、米国ハーバード大学ブリンガム&ウィメンズ病院附属チャンニング研究所のKass教授のもとで研究をおこないました。当初研究は失敗が続きましたが、そこでは失敗を恐れないフロンティア精神を学ぶことができました。帰国後、富士市立中央病院の2年間の勤務をはさみ、大学で臨床と研究に励みました。平成20年には青戸病院に異動し、学生時代に軟式庭球部の先輩であった伊藤洋前病院長、同級生である吉田和彦現病院長のもと葛飾区の地域医療に傾注してまいりました。恩師である大石幸彦教授、頴川晋教授をはじめ多くのすばらしい先輩、後輩、そして関連学会の同志に恵まれ、皆様の温かいご指導、ご支援をいただきました。この度何とか定年を迎えることができ安堵しております。末永い本学の発展を切に願いつつ、今後はOBとして本学に少しでも貢献できたらと考えております。

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