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東京慈恵医科大学同窓会

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2024年05月25日 山崎知克君(平5)第33回日本乳幼児医学・心理学会を開催

 第33回日本乳幼児医学・心理学会が令和6年2月11日に静岡県浜松市のアクトシティ浜松コングレスセンターにて開催され、山崎知克君(平5・浜松市子どものこころの診療所長)が大会長を務めた。
 日本乳幼児医学・心理学会(Japanese Association for Medical and Psychological Study of Infants)は、精神医学、小児科学、心理学および教育学など、乳幼児にかかわる様々な専門領域が一堂に集まり、議論していくことで、乳幼児のメンタルヘルスや母子関係、育児支援における臨床的および理論的知見を積み上げていくことを目的として平成3年に設立された学会であり、山崎君は本学会の副理事長を務めている。
 本学会のメインテーマは「乳幼児臨床の今」とされ、乳幼児の神経発達や愛着形成などに関する最新の知見や現場からの報告に基づき、乳幼児やその家族をどのように支援していくべきかについて多職種の視点から活発な議論が交わされた。
 学会の締め括りとして、「予防精神医学の礎となる乳幼児臨床」と題した大会長講演が行われた。児童精神科医としての豊富な臨床経験に基づいたこどものこころの健康に関するメッセージは大変温かい内容であり、山崎君の人柄を表すものであった。
 少子化が進行する中、重要性が増している乳幼児期のメンタルヘルスに関して多職種による議論が活発に行われたことは非常に意義深い。山崎君のご尽力により本学会を成功裏に終えられたことは大変素晴らしく、山崎君の今後の益々の活躍を期待したい。
 (平5・上原里程 国立保健医療科学院 疫学・統計研究部長)

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