東京慈恵医科大学同窓会
最新情報2025年01月25日 2024年同窓会振興資金による海外派遣助成金授与式
令和7年1月9日(木)、同窓会本部において同窓会振興資金による海外派遣助成金授与式が執り行われた。本事業は若手研究者を対象に海外学会での発表に際して援助する目的で策定され、大学より推薦された大学院生と助教に総額2百万円が授与されている。
学祖高木兼寛は国民病と呼ばれた脚気は栄養の欠落によるものと提唱、大規模臨床試験を行い実証、多くの尊い命を救った。発想の独自性、先見性、成果とも画期的であった。目覚ましい進化を遂げる医療だが、なお治療が難しい糸口さえ掴めていない病気は想像以上にある。「難病」と呼ばれるもの、完治が困難なもの例えば「癌」など、先人たちが病気治療に挑み様々な分野で道を拓いてきた。基礎医学、臨床分野etc、絶えず研究が続けられている。
本事業が医学界をリードする優秀な人材を母校から輩出する一助になればと願う。本年度は9名で振興資金委員会ならびに同窓会理事会で審議した結果、全員に贈られることになった。
授与式には5名が出席、武石昌則同窓会長が本資金の意義、授与者へのお祝い、労いの言葉を述べられ各々に助成金が手渡された。続いて尾泉博振興資金委員長から今後も研鑽を積まれ国内のみならず海外においても活躍されるよう期待しますとの挨拶があり終了した。対象者、所属、発表学会は下記のとおりである。
(尾泉記)