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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2020年05月25日 お礼とご報告
東京慈恵会医科大学附属病院院長 井田博幸


 慈大新聞4月号の私の記事に対しまして、同窓会員の方々より温かい励ましのお言葉と多くの感染防御用品を頂戴いたしました。慈恵大学病院を代表いたしまして、茲に厚くお礼申し上げます。
 感染防御用品につきましては、5月7日時点で4,228枚のN95マスク、23,327枚のサージカルマスク、775着の防護服をいただいております。先生方の施設においても貴重な品であるにもかかわらず、寄贈していただき心より感謝申し上げます。新外来棟六階に設置した管理室にて厳重に保管し、今後、実地臨床の場で医療スタッフの感染防御のため大切に使用させていただきますので、引き続きのご援助をお願い申し上げます。
 ここで紙面をお借りして附属病院における新型コロナウイルス感染症の診療状況についてご報告申し上げます。5月8日時点で延べ62名の入院患者さんの診療を行っています。そして、陽性患者さん21名、疑い例および回復期の患者さんを含めると計33名の新型コロナウイルス感染症関係の患者さんが入院中です。これらの患者さんに対してE棟・N棟・ICUの一部を使用して診療を行っています。また、入院前の患者さんの感染の有無を評価するために新橋健診センターと2号館講堂を使用して入院前検査センターを開設しています。さらに、気管内挿管や内視鏡検査などは感染拡大を招くため、緊急性の少ない全身麻酔手術や内視鏡検査などの実施制限を行っています。
 以上のように新型コロナウイルス感染症の影響により病院機能を十分に発揮できない状況になっています。同窓会員の皆様におかれましては患者さんの紹介などに関しましてご不便をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。しかしながら、5月初旬の時点で院内感染はほぼ収束しましたので、受け入れ体制の整備を行い診療制限の解除を推進しています。
 同窓会員の皆様、そして患者さんの期待に応えることができる慈恵大学病院となるよう尽力してまいりますので、引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。

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