トップページ

東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2023年01月25日 第63回日本臨床細胞学会総会春季大会を開催
産婦人科学講座担当 岡本愛光教授


 このたび岡本愛光教授(昭61)は、第63回日本臨床細胞学会総会春期大会を学術集会長として令和4年6月11〜12日に、グランドプリンスホテル高輪で開催した。また、病理学講座担当下田将之教授(特平12)、当講座小田瑞恵准教授(昭61)は副会長を、竹中将貴講師(平16)は実行委員長として大会の運営をサポートした。
 最近のゲノム診療時代における細胞診のあり方の検討、新しいテクノロジーを導入し従来の細胞診と調和・融合させ発展させるきっかけになるよう、大会のメインテーマを「Rapidly Advanc-ing Cytology:Ha-rmonizing Cur-rent Standards a-nd New Technol-ogies」とした。メインテーマに沿った充実したプログラム構成となり、参加登録数7,452名、Live配信視聴数6,908回、Web開催総ログイン回数37,414回と盛況であった。慈恵関係では特別講演として岡部信彦川崎市健康安全研究所所長(昭46)に「新型コロナウイルス感染症(COVID―19)―これまで、そしてこれから―」というタイムリーな講演をいただいた。
 COVID―19感染拡大による学術集会の開催方法として、現地開催・Web開催(オンデマンド配信)に加え、細胞学会として初めてシンポジウム・ワークショップを現地からライブ配信した。また演者は可能な限り現地で発表としたので、会場では3年ぶりにリアルな討論で花が咲き、若手の医師・細胞検査士の刺激となって非常に有益であったという声が多く寄せられた。感染対策上限界があったが、Entertainment Programも慈恵らしいホスピタリティを随所に感じる内容で、参加者にとって久しぶりの充実した大会であった。
 岡本教授が大会長に決定してから約3年間、途中でCOVID―19感染による計画の変更など難題もあったが、産婦人科教室員・同窓一丸となり病理学教室のサポートもあって、盛況に大会を終了することができた。
 岡本教授は来年度に第75回日本産科婦人科学会学術講演会の学術集会長も担当される予定である。産婦人科学講座の更なる発展を願うものである。
(小田瑞恵記)

top