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東京慈恵医科大学同窓会

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2021年08月25日 コロナ後の医療連携〜現状と今後〜 藤井英紀

東京慈恵会医科大学附属病院
患者支援・医療連携センター副センター長
藤井 英紀

 日頃からのご厚情に感謝しております。未だ続く新型コロナウイルスの猛威に医療のみならず社会が震撼している。感染対策を講じ当院は、特定機能病院としての責務を維持している。コロナ禍では益々「医療連携」の重要性は増している。ご紹介に際し当日の「密」を避けるためFAX予約に加え、24時間のオンライン予約を可能とし、各診療科の予約がすみやかに取れるよう調整している。
 細やかな高度医療の提供のため、専門外来の充実も進めている。整形外科でも膝、股、肩、手、足、脊椎の部位別に加えリウマチ、骨代謝の外来を開設している。母子医療センターは総合周産期母子医療センターとして昨年末に認定され、都内広域からの緊急医療も含め産科、小児の治療の充実を図っている。また、昼間人口が多い都心において、産業医との多角連携により就労者の健康支援にも注力している。コロナ後も見据え更なる強固な連携のため、登録医制度の充実も進めている。

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